内臓のおはなし

ミトコンドリア病がどこに出ても
不思議でない病気なので
心配はいろいろですね。

龍は
ものすごいげっぷをします。
むしろおおきなげっぷが出るときは
安心してもよいという感じです。
赤ちゃんがおっぱい飲んで
げっぷさせる感じと同じですか。

そして
よく吐きます。
脳梗塞様の吐き方とは全く違って
食べた後に食べ物や胃酸や胃液などの胃の内容物が、
すごいちからで胃から逆流してしまう様な感じです。
食べていて突然出してしまうときは
食事中の皆がげんなりですが
そのあとはケロッとして
胃のあたりを抑えながら
詰まってる?と言います。

(医学的には「胃の内圧が高まる」という)
風船を外からグイグイと押した状態
(医学的には「腹圧が高まっている」という)
になった場合、嘔吐が起きるらしいです

ドキッとするのは
脳梗塞様発作の嘔吐を思い出すからです。
その時は目があっちを向いて意識不明でしたから
それはそれはこちらが気絶するくらい。
最近起きる吐き気とは違います。
でもこれをほっておいてよいのか
ここ3年
何度か起こしますのでそのたびにちょっと気を使い
でも本人はケロッとして
日常をゆったり過ごすので
そのまま様子を見ています。
皆さんの中でこんな時はこんな風にしているということがあったら
その対策を教えてください。・

数年前の入院時には
経鼻栄養も入れたら吐くので
検査していただいたら
胆管がやや細いという程度のもので、
その後数週間で収まりました。
もっとしんどい状況でも乗り越えている皆さんはいかばかりでしょう。

でもどんな状況がいつ起きてもおかしくないので
母としては、気を張って過ごすのが常。
時々、家族がもうちょっとゆったり過ごそうよ
って言われるのは
うれしい余裕ですか・・・。

おなかいいこいいこ
と、あたためるくらいです。

認知症


メラス発症から、4年目に入りますが
認知症の進みは残念ながらあると思っています。

脳の高次機能を大変侵されているので
何が起きても仕方ないと主治医に言われていますが、
一番困ってしまうのは精神症状ではないでしょうか
ことの見境がわからなくなって
情動を逸する行為が続くとならば
やはり家にいて見守るのは大変になってしまうというのが
家族の意見です。

今は
落ち込みあはあっても
情動を逸するということはありません。

一つに自分の好きなことができる
二つに自分を受け入れてくれる居場所がある
三つに自分とともにある仲間がある

三廻部介護の釣りリハビリ

居場所は家だけでなく
通所にもあります。
仲間は介護の人も含めて移動支援
リハビリがあり
独りぼっちではない
誰かがいます。
しかし本当のところ
ストレスは解消できない人間のエゴ?があります。

本日三廻部(みくるべ)介護の方が
考えてくれた
釣りセットでひもを釣り竿につなげていく作業をしていました。
麻布はやりにくそうでしたがちゃんとつなげていって
その日小田原漁港での釣りでも
その成果を発揮しようと努力していました。

できなくなったことを数えるより
今を受け入れることをできたことをたたえて
あげたいと思うばかりです。

最近は寒くなって
季節が安定しませんから
からだのきつい人はそれだけで大変だと思います。
どうかこの季節を乗り越えて!

春みたいな、ひな祭り

前回のブログでお知らせしました
バラエティー番組では
残念ながらミトコンドリア病を
正しく伝えていませんでした。
視聴率を稼ぐテレビの形式では
語りつくせない深い年輪が
ミトコンドリア病の本質にあります。
この病と向き合って
長い年月の方がたくさんおられる中で
自分はたった4年です。すみません。
この数年で
私たち患者家族が病と向き合って、
見守ってくださる先生たちと
つながれる幸せを感じています。

本日もまた釣りの話です。
小田原微漁港に釣りに行き
イワシの稚魚50匹釣りました。
釣り仲間が仕掛けてくれるのですが
本人人任せで、勝手に糸を絡ませて
事後処理が大変です
何が大変かというと
本人の意向と、周りの意向のこすれあい。
そんなストレスといつも体は向き合っているのですね。
ミトコンドリアの複雑さはそのちょっとしたストレスにも
表れるのではないでしょうか、、、。
釣り仲間に直接言えず
文句を別の形で
母親にぶつける龍でした。
でもとにかく、、ストレスはおいといて
夕飯は、イワシのマリネやてんぷらが並びました。
温かいうちの、釣り立ての魚は絶品でした。

入院せずにこんな風に生活できるときを
とことん楽しみたいと思う今日この頃でした。

ミトコンドリアの状態は
とても複雑です。
精神状態でも、
肉体の疲労でも
環境でも、気候でも
いろんな状況の中にいいるいのちのつぶが
いろいろに変わってゆくのですから

でも今生きてることを
讃えていきたいなって
自分に言い聞かせています。

バイオマーカーGDF1

先日のフォーラムでは、
たくさんのミトコンドリア病研究のお話をお聞きし、
やや飽和状態の自分ですが、
本日は明日2月27日7時から、
朝日放送『たけしの家庭の医学』3時間スペシャルに、
GDFバイオマーカーの開発が紹介されるという情報を
いただきました。
健康寿命の延ばす情報バラエティー番組らしいです。
ちょうど、フォーラムで古賀先生のお話で、
ピルビン酸ナトリウム、アルギニン治療など研究の一部として、
バイオマーカーのお話も聞いたばかりです。

古賀生のお話では、
ミトコンドリア病として診断される世界最高のバイオマーカーで、
このバイオマーカーが診断薬として開発できれば、
専門医がいない地域でも簡単にミトコンドリア病を早期発見し、
症状が進む前に治療的介入が可能となるそうです。

先週、龍の試薬ピルビン酸ナトリウムを受け取りに行きました。
龍の弟も、高校一年の弟はワンダーフォーゲル部なのですが、
息切れが時としてひどく、
心臓もどくどくするという症状が出ていましたので
村山先生に相談しましたところ
兄弟での発症例も多いとのことでしたので、
本人が元気に生きるためにも、
念のためGDFバイオマーカーの検査(血液採取方法)
を受けることになりました。
結果はひと月はかかるそうです。

先日のフォーラムでの、
たくさんの先生たちの真摯なお姿には頭が下がりました。
お話の中で時折、本音が飛び出して、
先生たちが研究する中でのご苦労も感じました。
『たけしの家庭の医学』にミトコンドリア心筋症の
テーマが取り上げられ、一般の人にも周知され
ミトコンドリア病の研究がよりスムーズに進められるように、
祈るばかりです。

[ミトコンドリア病研究]

2月24日
暖かな一日

[ミトコンドリア病研究] 第3回 患者公開フォーラム
娘と出かけました。

早めに出かけたつもりでしたが
到着したら会場は満杯

村山先生の挨拶に始まり
1ミトコンドリア・ミトコンドリア病の話

2ミトコンドリア病・診断システム

3患者・家族の話

4ミトコンドリア病・臨床試験の進捗状況

5治験薬

5時間強の盛りだくさんのフォーラムでした。
目がくらくらしました。頭もぐるぐる回りました。
興味持ったこともよくわからないこともたくさんでした
でも先生たちは常に前向きで暖かく、
患者会の話はすごく明確に生活を浮き彫りにしてくれました。
ななみちゃんのこえが素敵でした。

ミトコンドリアのつかみどころのないところ

いのちとむきあう
患者
研究者・医師
家族
一体となって感じあう場所のように自分は感じました。

3年前に村山先生はミトコンドリア病をオールジャパン体制で!
と言われていました
欧米、アジアとの交流も進み
世界に進出してゆく模様

患者・家族の輪も広がっていました
先生たちの熱意があるからです
個人的にはメラス患者に有効なアルギニンを保険適応
の声を上げたいです。重篤にならないために、病を公に!

家に帰ると水槽を見つめる我が息子。
いろんなせかいがあってよかったね
21歳の息子は、さかなみて
今日を生きます。

3回目ということは3年目です
自分の息子は発症して4年目を迎え
一回目に患者メラスの息子の話を
していただいてから3年たっているわけです。

介護や生活の話
今度
みどりの会で皆さんと懇親会したいです。
村山先生よろしくお願いします。
ぜひたくさんのミトコンドリア病を囲め方が集まってくださいますように!

本日の内容は限定公開でネット配信されるそうです。
http://mo-bank.com/index.html

ミトコンドリア病に光を

今年は
ミトコンドリア病を取り巻く輪が広がっています。

ついに今週末になりましたフォーラム
プログラムも付記しました。
いろんな角度からの発表があり、
楽しみにしております。

<第3回 AMED村山班主催 ミトコンドリア病研究・患者公開フォーラム>
日時:平成30年2月24日(土曜日)12時55分〜17時30頃を予定
場所: 大日本住友製薬株式会社 東京本社

第3回ミトコンドリア病研究・患者公開フォーラム
プログラム

3月25日に大阪では
ミトコンドリア病患者・家族の会主催の勉強会
http://mcm.sakura.ne.jp/wpnew/イベント情報/

まだ先の話になりますが、
みどりの会でも
6月24日今週末のフォーラム主催の村山先生をお招きして
懇親会を開催したいと思っています。
ミトコンドリア病の理解はとても難しいです。
見守る家族の気持ちが上がることが
本人のためにも大切だと考えます。
生活のQOL(quality of life)を高めるための
過ごし方や介護について先生を囲んでの懇親会
にしたいです。

生活の維持

こんばんは

急にあったかくなったり
寒くなったり、
体調管理が難しいですね。
でももう体は春の芽生えがあります。

本日も息子と釣り仲間のおじいちゃんと
小田原漁港に出かけました。
午前中、信頼できる介護士に
手厚い体のチェックしていただき、釣り日和のスタンプ押してもらいました。
釣りに来ると、息子は一段と輝きます。
一心不乱につっています。
普段のミトコンドリア病の心配はどこかに飛びます
(母は隣で、いつ海に飛び込んでもいいような
面持ちで、スクラブ組んでます、、風強いですから)
息子龍は、魚眼があるのか、いち早く魚の気持ちを射止めます。
やはり岩礁にいたでっぷりしたハゼをつり
次に大きなキタマクラをつりました。
でもそのあとは、疲れて車でぐったりしています。
これでいいと思えるようになったのは最近です。
このことで急性期のように倒れないことがだんだんわかってきましたから。
この兼ね合いが生活で難しいともわかっています。
釣りの話ばかりですみません。
しかし生活のQOLを上げるためには
好きなことをやるということは大切だと思います。
村山先生は外来診療のたびに
keep smile
とおっしゃいます。
古賀先生は臨床心理士の先生の取り組みを
医療に入れてくださっているとほかの患者さんから伺いました。
病気を持ちながら、病気と向き合うだけでなく
ホッとできる場所であり、同時に
エネルギーを持ち上げられる場所が必要だと思います。
結果はわかりません。
今を感じるだけですから。
でも受け止められる、いのちは、ここにしかありませんから
いまを見て、いまを感じていきたいです。

先日は友人のおかげで
アイリッシュバイオリンライブ
家でやれました。
龍は相変わらず、背を向けて
水槽の魚たちを見ていましたが
さかなの耳はとても良いですね
バイオリンの音色に反応していろいろに泳ぎ踊るのです。
それを見ていた龍は、手をたたき、自分も歌い踊りだしたので
ライブの部屋がすっかり打ち解けて
参加者のおじいちゃんから赤ちゃんまでみんなで踊り始めました。
共鳴って大事ですね。

患者公開フォーラム3回目24日ですね。
ここまで続けていただけるなんて本当に感謝です。
ありがとうございます!

穏やかな日々に感謝

1月20日 
大寒
一年で最も寒い時期。
乾燥が進むのでうるおいケアが大切ですね。
秦野ではインフルエンザで学校閉鎖にないっている
中学校も多いという話を聞きます。
我が家もうがい手洗い励行しています。
龍はちょっと手ぬるいですが、、、。

極寒といわずも
寒さが募る中でも
もえ木 生活支援施設
には毎日通い、
ウォーキング、作業、時々習字や音楽鑑賞などリクレーションもあり
楽しく過ごしているようです。
その反動か
家ではおしゃべりが少なくなり、
あまり動かないので
家族でヨガをやったりして過ごしたりします。
全体的にやれたポーズができなくなったりしていますが、
気持ちが乗らないのかな程度で
あまり気にせずにみんなで体を動かし、
乗ってきたらすかさず丁寧に体を伸ばして深呼吸♪
今日は、まあまあ暖かかったので午前中から釣りに出かけました。
小田原漁港の水揚げ場でのんびり糸を垂れます。
3時間くらいやれました!
釣りの支度は友人がすべてやってくれます。
釣り仲間も一匹もつれませんでしたが
龍には、ハゼ2匹、なんと、ウニとヤドカリをつっていました。
さすがマニアック釣り師!
釣り部だった、と本人は豪語。
家に帰ってウニをさばき?ちょこっとだけあった身を
ミトコンドリア病を治す
と言って食べていました。

こんな平穏な毎日がいつまでも続いてほしいなと願うばかりです。

皆さんも風邪に気を付けて
体温めてお過ごしください。

第3回ミトコンドリア病患者フォーラム

第3回ミトコンドリア病研究
患者公開フォーラムのチラシ
村山先生より
送付いただきました。

ミトコンドリアを取り巻く2018年として
治療・創薬、遺伝子診断 など
貴重な研究内容が伺えるとおもいます。

参加費は無料ですが,
2月18日までに
事前申し込みが必要です。
mitoforum2016gmail.com
連絡入れてください。

今回は
ネット配信はありませんが
フォーラムのライブ配信ですが、今回は画像が悪くなることが予想されるので
「終了後のyoutube限定公開」の予定ということです。

詳細はチラシ参照。

2017年 みどりの会 本

みなさんこんばんは
2017年12月31日。

6月みどりの会を
立ち上げて、半年がすぎました。

娘と年越しそばの用意をしながら
去年はどんなだったかなって話をしていました。
娘が、今よりもっと気持ちが暗かったよ。
私も同感です。
それはメラスの息子の体調がよくなったとか
そういうことだけではなく、
いろんな人との語らいが家族の気持ちを
やわらげてくれたんだと思うからです。


私たち家族の語らい・様子は
介護している息子の容態に依るといっても過言ではありません。
そんな自分に気づいて力を抜こうとしますが
容態の急変にいつもおびえています。
いつまでこの平穏な状態を保つことができるのか
心の底で微笑めない自分がいます。
発作や急変の苦しみを味わっているからです。
そして入院するのを恐れています。
病院関係者の方々の手厚い看護はもちろん認めています。
入院での本人と家族のストレスを考えると
なるべく家で過ごす時間を延ばしてあげたいと望むのが本音です。
今から思うと
むなしい入院生活もありました。
その数ヶ月を何で家で過ごして上げられなかったのかと
娘とよく思い出します。
そのストレスが病状を悪化させてのかもしれないと思うこともあります。
後悔しても仕方ありません。

でもこんなくらい家族が
去年より今年のほうが明るいねっていえるってすごいなーって思います。
みどりの会で様々な家族の方の本音をお聞きし、
自分たちだけではないという気持ち、、、
ともすればどん底に突き落とされた気持ちで
身震いするだけの時間
それが一人ぼっちではないという
ぬくもりの空間に移行できるということ。
いろいろ吐き出せる場はとても大切だと思います。
本人と家族は気持ちの相乗作用を持ち合わせていますから。
息子は、筋力の衰えは否めませんが
新しい自分を受け入れて
支援センターでちょこっと働くこと
そして新しい障害を持つお友達と触れ合うこと
とても楽しみに生きています。

ミトコンドリア病は
一筋縄でいかない病です。
効く薬や
効く療法は
千差万別ではないでしょうか。
しかしこんな治療が息子には効いたよ
というお話はさせていただきたいし広めたいです。
もしかしたら
その薬や療法が
その患者さんには
有効かもしれない。
選択肢をたくさん持って
そして
患者を見守る家族の方やお医者様が
連携プレイできたらいいのではないかと思います。

いろいろご指導ください。
いろいろご希望をお聞かせください。
来年も ミトコンドリアみどりの会
いろいろ趣向を凝らして
親睦会をこつこつ重ねたいと思っています。
どうぞよろしくおねがいします。

インフルエンザも流行ってきたようです。

皆さんよいお年を

みどりの会