2025ミトコンドリア病周知啓発ライトアップ 報告

みどりの会有志スタッフに助けられて、2025秦野戸川公園ライトアップ!

とても楽しく、有意義なイベントになったことを感謝いたします。龍や母の具合が今一つの中でしたので、祈りのおどりは、皆さん一人ひとりに捧げたい命の架け橋舞踏として 加藤道行さんと、精一杯踊らせてもらいました。ギター弾き語り熱唱もメイポールダンス&バイオリン、ケーナの響き、古楽器演奏もどれもどれも、、大自然と一体化していました。みどりの風船、かわいい折り紙たちも子どもたちの人気の的になり、公園を訪れた人をつなげてくれました。村山先生のお話は大自然の中で息づく小さな葉っぱ や虫 から会場に集まる人をつなぎとめ、大きなホリゾントを倒して、お家で介護する人々から世界に広がる大きな話としてうけとめられました。

とても美しい光景をご覧ください。そして一人でも多くの人に広げてください。

 

みどりの会スタッフのメッセージ
ミトコンドリア病の「周知啓発週間」にあたり、ミトコンドリア病みどりの会では、20日午後2時から、神奈川県秦野市戸川公園で、啓発周知イベントを実施
会員である小生は、スタッフとして参加しました
順天堂大学の村山先生のミニ講演会、ボランティアアーティストの皆さんのギターと歌、ヴァイオリン、メイポールダンス、ケーナ演奏などで盛り上がりました
メインの風の吊り橋のみどり色のライトアップは見事でした。by樋口

村山先生のミトコンドリアスピーチ

 

ミトコンドリア病は、私たちの体でエネルギーを作る「ミトコンドリア」の働きが悪くなることで起こる病気です。エネルギーが足りなくなると、疲れやすくなったり、心臓や脳など、全身のさまざまな臓器の働きが悪くなったりすることがあります。

この病気は5,000人に1人という、意外と身近な病気なんです。日本にも2〜3万人ほどの患者さんがいらっしゃると考えられています。ただ、まだあまり知られていないのが現状です。

ミトコンドリア病研究の今

嬉しいことに、この10年で状況は大きく変わってきました。

  • 診断が進んだこと:ミトコンドリア病の原因となる遺伝子は400種類以上もあります。これまでは診断が難しかったのですが、遺伝子検査の進歩によって、原因を特定しやすくなりました。
  • 治療法・お薬が開発されていること:原因となる遺伝子が分かれば、それに合わせた治療法も考えることができます。今も新しい治療薬の開発が進んでいます。
  • 世界との連携:研究者だけでなく、患者会も海外と協力し、情報交換ができるようになっています。

バングラデシュから来た参加者との会話

日本の人口を1億2000万人とすると、バングラデシュの人口はその約2倍です。ミトコンドリア病の患者さんの割合は世界中でほぼ同じなので、バングラデシュには4万〜6万人ほどの患者さんがいるはずです。ミトコンドリア病の原因となる遺伝子はアジアで共通していることも多いので、今後もアジア全体でしっかりと連携して、診断や治療薬の開発を進めていきたいと考えています。

共に歩んでいくために

ミトコンドリア病は、たくさんの問題を抱える「一本の木」のようなものだと考えてみてください。その木をなんとか育てていくことは、もちろん大事なことです。そして、たくさんの病気という木が集まって「山」をなしていると見ると、その山はさらに広い世界の一部であることが分かります。ミトコンドリア病も、私たち社会全体を構成する「大切な一つ」なんです。病気を抱えながらも、社会の一員として、みんなと一緒に歩んでいけるような社会を目指していきたいと考えています。

日本にはまだ、地域によって医療の受けやすさに差があるという課題があります。誰もがどこにいても同じように安心して医療を受けられるように、私たちも頑張っていきます。

ミトコンドリア病を知ることは、私たちの暮らしや社会をより深く理解することにもつながります。病気の問題を、社会全体で一緒に解決していくことが大切です。病気と向き合うことは大変なことですが、その経験は、私たち自身を成長させてくれるはずです。

治療法としては、ビタミンCやEのような抗酸化剤で体の酸化ストレスを抑える方法が一般的です。また、遺伝子治療の開発も進められています。遺伝子によってエネルギーが作れない原因はさまざまなので、それぞれの患者さんに合わせた治療法を考えていく必要があります。

日々の暮らしを大切に

「私たちの人生は、ミトコンドリアが元気でいてくれるからこそ」と私は考えています。ミトコンドリア病のお薬は、もしかすると老化を遅らせる効果もあるかもしれません。

ビタミンをしっかり摂ったり、無理のない範囲で体を動かしたりすることは、ミトコンドリアを大切にすることにつながります。ぜひ皆さんも、ご自身のミトコンドリアを大切にしながら、毎日を穏やかに過ごしてください。

ミトコンドリア病は、患者さんご本人やご家族だけでなく、私たちみんなが支え合い、共に歩んでいくべき病気だと思います。

 

みどりの風船と村山先生

記録協力Asrid

オンライン茶話会報告 及び ライトアップ計画について

写真   樋口カメラマン

8月29日 オンライン茶話会 ご参加の方々、猛暑の中 ありがとうございます。

今回は患者様それぞれの悩みについてのお話がメインでした。

患者の親と一緒に当事者も参加してくださる姿に、いつも感動させられます。

「俺のせいで病気になっちゃったんだ」という話には涙涙涙。。。

「あなたのせいで病気になったんじゃないよ」「あなたの生きる姿でどれだけ周りの人は勇気をもらっているかしれない」心の中で何度も叫んでいる自分がいます。

最後にみなさんが何をしたいかという話になったときに、「心配事無く、ゆっくり眠りたい」と大半の方がおしゃっていました。

私も息子がグループホームに行き、自分の時間が持てるようでも、いつも心配が先に走り、逆に一緒に過ごす3日間のほうが落ち着いていたりするものです。

やはり相談できる人や機関、医師はたくさんいたほうが良いので、日頃からたくさんの自分へのアドバイスの引き出しを作ろうという話でまとまりました。

今後の活動としては、ミトコンドリア病周知啓発活動としてのみどりのライトアップ!!

 

 

9月20日、21日の

みどりのライトアップについて みどりの会では、私の地元になってしまいますが秦野市戸川公園風の吊り橋ライトアップにかけて、計画をねっていきます。

朝7時から大倉山参拝、3時までには戸川公園に戻り、

戸川公園パークセンター前で チラシを配ったり、歌ったり踊ったり、ミトコンドリア病周知啓発活動を行いたいと思います。

戸川公園は大倉山の登山道の入口ですので、多くの登山者、

四季折々の景色を楽しんだり、パークセンターに遊びに来られた家族連れなどで賑わう場所でもありますので、できるだけ一般の方にわかりやすいチラシなどをお配りして、私達が生きるために大切なミトコンドリアの話からミトコンドリア病の周知啓発を試みようと思っています。

どうぞ参加できる方はぜひ!!

2025年 ミトコンドリア病周知啓発ライトアップ計画

去年の秦野戸川公園風の吊り橋ライトアップ写真 撮影 樋口

 

 

 

世界ミトコンドリア病啓発週間は毎年9月の第3週です。

Light Up for Mitoは、International Mito Patients(IMP) が主催するグローバルキャンペーン で、ミトコンドリア病(mito)の意識を高めるためにランドマークを緑色で照らします。

過去の世界のライトアップ写真を掲載してみます。

北アイルランド ベルファスト市庁舎

 

オーストラリア メルボルンにあるフリンダース・ストリート駅


 

ロンドン  リーク・ストリート・アーチズ

IMP世界ミトコンドリア病患者会に賛同し、合流するために ミトコンドリアみどりの会もミトコンドリア病周知啓発のため、神奈川県秦野市戸川公園パークセンターにライトアップ計画を申請し、通りました!!

9月20日(土曜日)、21日(日曜日)夕刻に秦野戸川公園 風の吊り橋をみどりにライトアップが叶います!

20日は朝からミトコンドリア病周知イベントを計画しています。

それは一般の方にも「知ってほしいこと」をしっかり明示しながらライトアップを盛り上げたいからです。

知ってほしいこととは?

私たちの体をつくる細胞の中にある最小器官「ミトコンドリア」。
ミトコンドリアは体重全体の一割を占めるほど多く存在し、私たちが食べたり動いたり、生きていくためのエネルギーをつくり出してくれる。

そのミトコンドリアに障害が生じると「ミトコンドリア病」が発症する。
ミトコンドリアは脳や筋肉をはじめ、体のあらゆる臓器に存在しているため、
症状も多岐にわたり、とても分かりにくいのがミトコンドリア病!

だから医療や介護に関わる方々、そして一般の方々にもつながっていただき、理解と協力をお願いしたい!

まずは「こうした病気があるのだ」と知っていただくことが、私たちの大切な活動の第一歩です。

そしてすべての生き物のためにミトコンドリアを大切にする思いも込めて。。。

改めまして

村山圭先生が参加くださることになりました!!

20日はミトコンドリア病の専門医である 村山圭先生 にお越しいただき、一般の方向けにスピーチをしていただく予定です(時間は午後3時半〜4時ごろを予定、多少前後する可能性があります)。先生は日頃から全国各地で診療や支援に尽力されており、今回も積極的にご協力いただけることに、心より感謝申し上げます。

難病の支援は、地域や患者会にとどまらず、社会全体で取り組むべき課題です。今回のイベントも「正しい知識を広め、理解を深め、誰もが安心して暮らせる社会づくり」を目指す小さな一歩です。緑の光を通して、多くの方に希望の灯を感じ取っていただければ幸いです。

🌿 当日のスケジュール(予定)

7:30 山登り隊 出発(塔ノ岳方面へ)
途中、花立山荘あたりで歌や踊りを交えて士気を高めます。

14:00ごろ 登山隊 下山、戸川公園に到着

14:00すぎ 準備が整い次第、ギター弾き語りとチラシ配布

15:00ごろ メイポールダンス

15:30〜16:00ごろ 村山圭先生 スピーチ(ミトコンドリア病について/質疑応答も予定)
※YouTubeでの配信も検討中です。

16:30 島唄ダンス

18:00ごろ 「風の吊り橋」みどりのライトアップ点灯
音楽や舞踏とともに点灯を祝います。

19:00 終了予定

私たちの活動は小さな草の根運動ですが、知っていただくことこそが力になります。どうぞ温かい応援をお願いいたします。

―― ミトコンドリアみどりの会 有志一同

 

 

 

 

by YAMA

 

 

こちらパークセンターの方が作成してくださった2025年9月のライトアップポスターです。感謝。

いろんな団体がライトアップに願いをかけていますね。

ミトコンドリア病は希少難病ですが、発症年齢も、病状も、経過も予後も様々で、根本治療はなく、病院の受け入れも難しい状況があります。
ミトコンドリア病が社会に広く認知されて、研究、治療法が進むとともに、患者ひとりひとりが自分らしく、生きやすい世の中になることの切に願います。

  ミトコンドリア病を一人でも多くの一つ広めたい!

そんな願いで活動します!!

 

 

オンラインみどりの会茶話会のお知らせ

写真  樋口

 

ミトコンドリア病患者家族のための茶話会ミーティングを、オンライン開催します。
8月29日13時半から15時まで。(zoomを使用します)

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアの機能が落ちてしまう病なので発症年齢も、経過も、症状もみなさん違い、「患者の今」を把握してゆくことは大変難しいと思います。また、医療や福祉でも、対応が難しく、諸問題の悩みを抱えることが多いのではないかと思います。
茶話会ミーティングは、患者/家族の生の声を聞き合って、分かち合えることもあるのではないかと思い、始めました。

どんなことでも構わないので、ざっくばらんに話し合いしてみませんか?

平日の午後ですので、ご用事のある方も多いかもしれませんが、患者家族のみのミーティング(専門医はいません)ですので、お気軽に参加してみてください。

 

みどりの会は会員制ではありませんが、日頃の悩みを分かち合えるようにと、ライングループも作っております。ライングループでは随時、茶話会のお知らせをしていますが、ラインに入っていない方でも、ブログを見て、参加してみたい方は、ぜひご参加ください。
末尾に参加申込先を明記しておきますので、ご希望の方のご連絡お待ちしています。

ーーーーーーーーーーー

私達が生きていく上で必要なエネルギーのほとんどは、細胞の中のミトコンドリアで作られています。

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアの働きが低下する病気で、症状が様々な臓器に及ぶため、診断治療の困難な病気です。
そして、ミトコンドリア病だからこその生活の悩みがあり、医療や福祉の悩みがあります。

ミトコンドリア病の方の社会を広げるために、私達は何ができるでしょうか。

とりあえず、患者会でできることは患者家族同士の親睦を深めて、悩みに対してお互いに考えてみることではないでしょうか。

どんな悩みでも、一人で悩むのでなく、患者家族の絆を強くしてゆくことが、生活する上での勇気に繋がると思います。

「LINE茶話会」、あるいはzoomによる「茶話会合同ミーティング」
参加してみたい方、どなた様もお気軽にご連絡ください。(どれか一つだけの参加も歓迎します)

連絡先
2022midorinokai@gmail.com
伊藤千恵子

道成寺Ⅲ 

 

病にうちふるえる命に対する祈りを踊りちぎる

 

春の踊り5

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上の写真は2023年道成寺1 渡し場の段 2 鐘入り    写真 ちはやさん

 

今年は港区障がい福祉センター ヒューマンぷらざで行います!

道成寺3ちらし修正版

ひまわり版
道成寺Ⅲ出会いの段

日時
2025年
8月16日土曜日
マチネ2時〜
ソワレ6時半〜
8月17日日曜日
最終回2時〜

参加費
当日2500円
予約2000円

場所 港区浜松町ヒューマンぷらざ
https://x.gd/ff7jO

演出 鈴木 裕
出演
安珍、深草少将   櫻本坊

清姫、小町、清子
ゆふがほきらら

口上 上島敏昭

スタッフ

YAMA
下澤

杉浦ファミリー

ひまわりメンバー

※16日ソワレのあと、懇親会を行います

コメント

3年目の公演
道成寺3「出会いの段」は、港区のヒューマンぷらざで行うことに致しました。
学生時代から子育て時代を過ごした都内での公演は、齢を重ね、70歳手前の自分としては、とても感慨深いものがあります。
早稲田の七転舎の小さな小屋で悩みながら稽古していたこと。
港区で子育てしながらパフォーマンスしていたこと。
たくさんの人に助けられて今があります。

そして、大波小波人生の谷間をえっちらおっちら生き抜いている今も たくさんの人に助けられています。

伝説の上海劇場の座長 鈴木裕の演出による
3回目の道成寺は、

安珍清姫伝説に三島由紀夫 「卒塔婆小町」梶井基次郎 「桜の樹の下には」をコラージュしています。

演目では
シュスタコービッチから、ビリーアイリッシュ、、、歌舞伎から、タンゴ、ワルツ、舞踏、、、ジャンルや型にはまらない
音楽性や表現、所作が絡み合い

役者はヤバい人のあり様を恐れず、男女の愛憎にとどまらず、病に震える命に対する祈りをひたすら踊りちぎります。

今を生きて、今を感じ、作り上げていく所存です。

問い合わせ
himawarinotubu@gmail.com
きららまで

 

 

2025年6月13日金曜日午後 みどりの会茶話会 報告

写真 樋口淳雄

梅雨の合間の穏やかな天気。予定通り14時から16時まで2時間行われました。

まず、御礼の言葉。今回の茶話会は、長い付き合いの方も,新しく参加された方も垣根なく、患者についても、地域、年齢、病状、経過等様々でありながら、みなさんがそれぞれの立場を配慮しながら、いたわる姿が見受けられ、温かい雰囲気で進められたことに感謝いたします。

茶話会概要

参加者にはアルギニン勉強会からの初めての方もいらっしゃったので、簡単なプロフィール、近況報告を簡単にして頂き、気軽に話し始めました。

治療法や日常生活の課題、支援サービスの利用について情報交換を行いました。アルギニン投与や入院の問題、経済的困難、介護の経験などを共有し、互いにアドバイスや励ましを送りました。また、啓発活動や勉強会の計画、LINEグループでの情報交換についても話し合われ、患者と家族の支援ネットワークの強化が図られました。

断片的ですが、話の内容。

ミトコンドリア病の患者の治療と入院の困難さは、みなさんが感じていることではないでしょうか。

脳の機能低下からくる難聴や視覚の問題は、精神症状の悪化をもたらし、生活するうえでの辛さの話は、皆さんがそれぞれの経験からミトコンドリア病ならではの難しさを感じています。先日のアルギニンの勉強会からアルギニン点滴の重要性が強調され、医師との効果的なコミュニケーションの必要性も指摘されました。

希少疾病の相談する難しさもに並行して経済的困難に直面しての悩みは、自分も経験した事ゆえみなさんからのさまざまなアドバイスは心打つものがありました。そして困ったらとにかく「声を上げること」は希少疾病にとってキーポイントです。

居場所つくりについては、年齢、障害の程度や病気の進行に合わせ、放課後ディサービス、生活介護を探すこと。そのために適切な相談員、区役所や病院のソーシャルワーカーに相談することなどの話になりました。

 

いつも茶話会で思うことですが、今回も、ミトコンドリア病患者の尊厳を守ること、みなさんがそれぞれの形で、思い悩み、生きていく道を一歩一歩固めていこうとする熱意を感じた感動的な時間でした。

 


今後のみどりの会の計画とお知らせ

●ミトコンドリア病に関する啓発活動について、9月の第3週に秦野市戸川公園 風の吊り橋で行われるライトアップイベントを行うこと

●てんかんに関する勉強会の計画もあること

●みどりの会は自由な意見交換の場であり、当事者以外のスタッフも含めて、平等に参加できることを強調させてもらいました。


聞くだけOK 出入り自由 延べ10数名の参加者でした!お疲れ様でした。

みどりの会茶話会ミーティング お誘い

photo higuti

ミトコンドリア病患者家族のための茶話会ミーティングを、オンライン開催します。
6月13日14時から16時まで。(zoomを使用します)

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアの機能が落ちてしまう病なので発症年齢も、経過も、症状もみなさん違い、「患者の今」を把握してゆくことは大変難しいと思います。また、医療や福祉でも、対応が難しく、諸問題の悩みを抱えることが多いのではないかと思います。
茶話会ミーティングは、患者/家族の生の声を聞き合って、分かち合えることもあるのではないかと思い、始めました。

どんなことでも構わないので、ざっくばらんに話し合いしてみませんか?

平日の午後ですので、ご用事のある方も多いかもしれませんが、患者家族のみのミーティング(専門医はいません)ですので、お気軽に参加してみてください。

 

phto higuti

みどりの会は会員制ではありませんが、日頃の悩みを分かち合えるようにと、ライングループも作っております。ライングループでは随時、茶話会のお知らせをしていますが、ラインに入っていない方でも、ブログを見て、参加してみたい方は、ぜひご参加ください。
末尾に参加申込先を明記しておきますので、ご希望の方のご連絡お待ちしています。

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私達が生きていく上で必要なエネルギーのほとんどは、細胞の中のミトコンドリアで作られています。

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアの働きが低下する病気で、症状が様々な臓器に及ぶため、診断治療の困難な病気です。
そして、ミトコンドリア病だからこその生活の悩みがあり、医療や福祉の悩みがあります。

ミトコンドリア病の方の社会を広げるために、私達は何ができるでしょうか。

とりあえず、患者会でできることは患者家族同士の親睦を深めて、悩みに対してお互いに考えてみることではないでしょうか。

どんな悩みでも、一人で悩むのでなく、患者家族の絆を強くしてゆくことが、生活する上での勇気に繋がると思います。

「LINE茶話会」、あるいはzoomによる「茶話会合同ミーティング」
参加してみたい方、どなた様もお気軽にご連絡ください。(どれか一つだけの参加も歓迎します)

連絡先
2022midorinokai@gmail.com
伊藤千恵子

古賀靖敏先生アルギニン勉強会 報告

 

古賀靖敏先生をお迎えしてのオンライン勉強会(Zoom使用)は、盛況のうちに終了いたしました!  質問者21名 参加者38名

今回の勉強会では、「アルギニン治療」についてのご講演に先立ち、みどりの会顧問・田中雅嗣先生より、生化学的な視点から「アルギニンとは何か」について、5分間の導入講話をいただきました。

講演テーマ:アルギニン治療の開発経緯と実践のポイント

古賀先生は、何ヶ月も前から参加希望者の質問一つひとつに丁寧にご回答くださいました。当初は8枚だった講演用スライドも、そのやり取りを重ねるうちに、最終的には60枚にまで増加しました。また、先生のご提案により、講義は一方通行ではなく、各テーマごとに質疑応答の時間を設け、参加者との対話形式で進められました。そのため、事前にスライド資料と質問回答集を皆さんに配布し、予習の機会を設けました。ミトコンドリア病とアルギニン治療


通常、ミトコンドリア病の説明ではATP産生や電子伝達系の話が中心になりますが、今回は「血管障害とアルギニンの関係」に焦点を当て、これまであまり学ぶ機会のなかった分野について、丁寧にご講義いただきました。・ミトコンドリアに異常があると、なぜ脳梗塞様発作が起きるのか・細胞や血管はどのような状態になるのか

これらを、詳細なスライドを用いて非常にわかりやすく解説いただきました。

また、「アルギニンはMELAS以外のミトコンドリア病にも有効か?」という疑問に対して、先生は「電子伝達系の酵素異常があるすべてのミトコンドリア病は、血管内皮機能不全を伴うため血管が収縮しやすい体質である」と強調され、豊富な臨床経験に基づく明確な見解を示してくださいました。

アルギニンの使用上の注意と副作用


副作用についても詳しい説明があり、特に以下の点が重要であるとされました。・高クロール性アシドーシスが起こりやすい体質の方には、腎機能の確認が必要・連日アルギニン点滴を行うことのリスクについても注意喚起がありました

・アルギニンが血管外に漏れると壊死を起こす可能性があるため、投与時は慎重に

実践的なポイントのまとめ


1)アルギニンはすべてのミトコンドリア病で使用可能
2)脳梗塞様発作が疑われた場合は、画像検査を待たずに直ちにアルギニンを静注3)アルギニンの静注は3日に1回が目安。ただし、高クロール性アシドーシスに注意

4)経口投与の場合は、血漿中アルギニン濃度168μmol/Lを目安

– 服用後1時間で採血し、吸収が悪い方は増量や1日4回の分割投与も検討5)MELASに伴う片頭痛にもアルギニンが有効

勉強会を終えて


古賀先生のご講演は非常にわかりやすく、用意されたスライドを通じて、患者さんの状態を理論的に理解することができました。その結果、今後の対応に対する根本的な考え方を学ぶことができました。参加者一人ひとりに真摯に向き合い、時に励ましの言葉をかけ、時に謝罪までされるそのお姿に、多くの参加者が心を打たれ、勇気をいただいたことと思います。本当に有意義で、学びの多い勉強会となりました。

 


2022年9月26日

ミトコンドリア病におけるアルギニン治療は保険での処方が可能です。

 

5月24日 オンライン古賀靖敏先生アルギニン治療勉強会 お誘い

 

ミトコンドリア病で日々ご苦労をなさっている皆様

5月24日 念願のオンライン古賀靖敏先生アルギニン治療の勉強会を開催することになりました。

今回はアルギニンに限っての大変貴重な勉強会です。

参加したい方は是非お申し込みください。

■ お申し込み方法

締切: 2025年5月17日(土)
お申し込み先:2022midorinokai@gmail.com

メールにて以下の内容をお送りください:⑤までは必須です。
① お名前(患者さまのお名前も)
② お住まいの都道府県
③ 簡単な自己紹介
④ 当日連絡のつく電話番号
⑤ Zoom招待メールの送信先メールアドレス
⑥ ご質問(※アルギニン治療に関するものを優先させていただきます)

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◆講義について

今 古賀先生は 来る勉強会での講義のために30枚以上のスライドを以て

貴重な情報を準備し、参加者お一人お一人と向き合ってともに諸問題について考える姿勢でいらっしゃいます。(新たな質問への必要なスライドも増えているようです。)講義を聞くことで、患者家族がアルギニンのスペシャリストになってほしいと願いが込められています。とても楽しみです!

◆勉強会について

今回の勉強会では、参加予定の患者家族の方から前もってアルギニン治療に関するご質問をいただき、事前に古賀先生からの回答を送り、当日は更に踏み込んだ質疑応答の時間を作る予定です。

事前での質問にはメラス以外でのミトコンドリア病に効果があるかという質問に対してのご回答もあります。

アルギニンの点滴と粉剤では効果について、
アルギニンの副作用について、

日常的な発作に対してのアルギニン点滴使用は有効か

などの質問への回答もあります。

◆アルギニンが病院で扱われない事実

2022年、L-アルギニンは、厚生省保険局長の55年通知を
もって、ミトコンドリア病に対する公知治療申請薬として、
保険適用できるようになりました。
(社会保険診療報酬支払基金「第27次審査情報提供事例」
事例377番・378番 )https://www.ssk.or.jp/pressrelease/pressrelease_r04/press_040926_1.files/040926_27_ika.pdf

現在、日本全国の医療機関で、メラスに対するL-アルギニン
治療ができるようになっています。
しかしながら、まだこの事実を把握していない病院が
たくさんあります。

アルギニンは、ミトコンドリア病以外にも尿素サイクル異常症など
他の希少疾患でも使用される薬剤です。
ミトコンドリア病患者のみに使用される特殊な薬剤というわけではありません。
であるにもかかわらず、ある地域の基幹病院では「年に一度
使うかどうかわからない薬を備蓄するのは経営的に難しい」
との理由で、アルギニンの使用を断られたという現実もあります。

しかしながら、その使用は、すべての病院という訳ではなく、希少疾病を診察している特別な病院での使用に留まっています。なぜなら、一般の通常診療のみを行っている病院(希少疾病の専門医がいない病院)では、その薬剤を確保していないのが現状です。したがって、アルギニンを確保している病院は、全国でも希少疾病を扱える大学病院や先天代謝異常症の外来がある病院に限られるのです。

◆アルギニン利用者からのコメント

私事ではありますが、次男龍も、アルギニンの静注をはじめて
うけたのは、脳梗塞様発作後半年が経ってからでした。

(古賀先生は、発症後数時間後、なるべく2時間以内に入れる
ことが予後のために良いと言われます)
同時期に発作を起こした方で、主治医の判断で速やかに
アルギニンを点滴していただいた方の中には、今も(障害者枠ではあり
ますが)お仕事を続けておられる方がいらっしゃいます。
そういう方もおられるということです。また、療養中 吐き気、頭痛、食欲不振など不調時でも、
アルギニンを摂取、あるいは静注点滴することにより
体調が改善することは、自分も介護の中でたくさん感じた
経験者です。ミトコンドリア病研究患者公開フォーラムでもたくさんの
新薬情報のある中で、もともと私達の体内にある
アミノ酸の一つであるアルギニンを摂り続け、
今ある大切な時間を豊かに過ごすことは
私達患者家族にとって、とても大切なことです。

◆ジャンプミット(http://jamp-mit.org/index.html)主催の第9回ミトコンドリア病研究患者公開フォーラムでのパワーポイントを提示させてください。

最後に、古賀先生からのメッセージをお伝えいたします。

「私は、アルギニン治療で本当に困っている人にお伝えしたいと
思っています。困っている人と一緒に、どういう方法が最適かを
開発者の視点で一緒に話し合いたいと思っています。
私なりに多くのアイデアを提供できると思います。」

「 アルギニンの開発は、今まで私を信じて、貢献してくださった
多くのミトコンドリア病の患者様・ご家族の命、ご協力を頂いて
初めて成功したもので、私の力など全く無いに等しいと思います。
アルギニン治療が必要なのに治療してもらえない方には
是非今回参加して頂きたいと思います。
主治医にどのようにお伝えする方が良いのか、
一緒に考えましょう。」

どうぞこの貴重な講義にお立ち会いいただき、先生のお知恵を
たくさんいただけますよう、勉強会を有意義なものにしたいと思っています。

 

 

古賀靖敏先生 講演会のお知らせ オンライン勉強会「アルギニン治療について ― 開発の経緯と治療のコツ」

 

 

■ 開催概要

日時: 2025年5月24日(土)13:30〜17:00
対象: ミトコンドリア病の患者さん、ご家族、関係者の方々

無料


■ プログラム

1️⃣ 古賀靖敏先生によるご講義 ファシリテーター田中雅嗣先生
2️⃣ 質疑応答

※事前にご質問を募集し、先生にお渡ししたうえでご回答をいただきます。ご回答を皆さまにお届けした後、勉強会当日を迎える流れとなります。


■ こんな方におすすめです

  • アルギニン治療を通じて、ミトコンドリア病について理解を深めたい

  • 脳梗塞様発作やミトコンドリア病の発症メカニズムを知りたい

  • アルギニンがどのように作用し、効果を発揮するのかを知りたい

  • 治療のタイミングや最適な頻度について学びたい

  • MELAS(メラス)以外の病態にもアルギニンが有効かどうか知りたい

……など、さまざまな疑問・関心に対して、古賀先生が丁寧に、皆さまにご納得いただけるまでお応えくださいます。


■ お申し込み方法

締切: 2025年5月17日(土)
お申し込み先: 2022midorinokai@gmail.com

メールにて以下の内容をお送りください:⑤までは必須です。
① お名前(患者さまのお名前も)
② お住まいの都道府県
③ 簡単な自己紹介
④ 当日連絡のつく電話番号
⑤ Zoom招待メールの送信先メールアドレス
⑥ ご質問(※アルギニン治療に関するものを優先させていただきます)

 

臨床経験の豊富な古賀先生の講義、患者皆さんとの質疑応答を通して、有意義な勉強会になるよう、みどりの会スタッフ一同 邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

ミトコンドリアみどりの会代表 伊藤千恵子