水族館物語

いろんな生き方水槽
3月16日
晴れ
ほのあたたかさ

風もなく絶好の釣り日和

ここ3週間続きで
新江ノ島水族館観覧&
海岸での釣り

今春から横浜に就職が決まった長男が
北海道から一寸だけ帰省。
いつもと違う生活の流れ。
弟は来年大学受験ストレス?
間に挟まれた本人は
自分の悩みと兄弟たちの悩みを
朝から感じながら
水族館に到着。
案じていた通り
暗い水槽前に入り、
知らない人たちの群れに
圧倒されるうちに龍は固まっていく。

唇をかみしめる仕草は
龍のストレスの現れ。

水族館に連れてきてやったのに
愉しめないなんて、もう!
とも思うけど
こっちはこっちで楽しまないと
体がもたない。

水槽の魚たちは
怒涛のような波に
飛ばされてみたり
漂う藻や、珊瑚に隠れてみたり、
大きな水槽に切り立った岩、
イワシの群れや
サメや、ウツボや、えい、スズメダイ・・・
多種多様な魚が
生活の居場所を見つけて
生きている。
そんな大水槽を前に
二人で座る。

 ちがう!違う!
 ○○(弟の名前)は
 病気じゃないんだ!
 勉強で疲れてるんだ!

みんなが水槽の前で
はしゃいでいるから
ぶつぶつ独り言言っていても
特に怪しまれない。

魚がゆったり動いている姿をみながら、
固まっている息子は
普通にやっていたころの記憶の中の自分と
発症後の自分との狭間で
煩悶しているように思える。
そのことに刹那を感じるけど、
そこで母も落ち込んでも
どうにでもなることでもないので
水槽の様子にどっぷりつかる。

水族館の中の水槽は魚たちの環境によって隠れたり、
追いかけあったり、海底、中層、上層で
生活は水の中のもが揺れるように漂っている
家族一人一人の 
心の要求が揺れているのに似てるなーー
と思うと、精神症状に一喜一憂する自分が解放される

海の神秘は、いのちの神秘。
龍がこれほどまでに執着するということは
ここにいのちの源があるからだろう。

一番のメインは
深海ゾーン。ここではいつも自分を立て直して
驚きを、、ため息を、、
率直に表す。

そして
江ノ島のの海で釣りをする。
釣り方もめちゃくちゃですが
なぜか魚が寄ってくる。

ミトコンドリア病の精神症状
すごく厄介ですが
有難いことに
体力は回復しつつありますので
いろんな場に立ち会わせることができます。
独り言が多いので
集中する場は無理ですが
自分の興味ある場にはものすごい勢いで集中してくれるので
母としても興味津々。

どんな境遇になっても
一緒に何かを感じたい。

家族とともに生きていくんですもの。

うつカフェ 報告

お菓子のちから
3月10日
日曜日

啓蟄過ぎて、木の芽時(このめどき)
寒暖差が激しい時期ですね。
自律神経が乱れやすいころ、
交感神経と副交感神経の
バトンタッチがうまくいかず、
花粉症の人はクシャミや目のかゆみだってストレス。
龍も寝ているときに、鼻が詰まるのか
何度も起きては独り言(寝言)。
起きても、ボーッとしています。

木の芽時をきっかけに鬱になる人もいて
不調のままにすると
五月病になってしまうかも
・・・・・・・・・・
というわけで、
うつカフェをやりました。

うつカフェのテーマは

からだへの感謝。
いっぱい感じよう。

一部
つぶカフェで、体に感謝する食事。

二部
呼吸法ヨガ
体にやさしい風流して、体に感謝。
龍はおしゃべり夢中で集中できないので
二部のみ不参加。

三部
サダム・タラム(風の楽人)演奏と歌

曲目 「切手のないおくりもの」
「Over the Rainbow/What a Wonderful World」
「前を向いて歩こう」(替え歌)
「This Is Me」
ウクレレやテナーリコーダーなど
前を向いて歩こうは
動画を撮りたいという参加者の声で
リクエスト曲になりました。
小さなお子さんが前を向いて歩く姿が
歌の魅力をあげていました。

演者のにゃんこさんは
躁うつ病ですが
歌や演奏は
良い呼吸をするから
とても楽しそうでした。

四部
うつしゃべり場
本日は龍の精神科の主治医、
もうお一方やさしい精神科医
2名の精神科医と看護士一名
参加くださいました。
でも先生・看護士と患者の壁はなく
共にランチして
友にヨガして
歌と演奏でお茶におやつして
ホンワカムード満載。

龍の元精神科医

参加者はそれぞれ患者同士でも本音トーク。
病院では聞けない薬の話や
症状についての質問などが飛び交いました。
専門医が二人いると
診断や症状への対処など話が客観的でした。
難しいお話もありましたが、
僕だって発達障害。みんな誰だって
どこかおかしいよ。
みんなでホッとする場面がいっぱいありました。

ミトコンドリア病の鬱もあるのではないでしょうか?
龍は
発症当初は
体が動くなってそのまま何か月か鬱状態でした。
今はふり幅はせまいけれど、
鬱的になるとき
躁的になるとき
一日のうちでも
波があります。
私はミトコンドリア病における
精神症状の悩みを話し、
夜のお薬についてよい提案をいただきました。

精神科医の先生が
座禅会をやっています。
精神の病を薬だけでなく、
体を立て直す取り組みに
耳を傾けてみたいと思いました。

みんなの居場所がある。
口外できる仲間がいる。
龍も、独りぼっちじゃない
といって
眠りにつきました。

参加者17名。

精神症状の難しさ

3月に入りました。
芽吹きの時期で
体がかゆくなったり、
咳が出たり
アレルギー症状が出てくるみたいです。
龍も鼻詰まり、中耳炎で悩む春先でしたが、
もっと重大な病気があるのか?
以前のようなアレルギー症状は今のところ出ていません。
飲んでいるお薬のせいか
貧血で、朝が弱かったのですが
今では朝一番早く起きて、魚のえさやりに
余念がありません。

今の症状で一番気になることは
精神症状です。

ミトコンドリア病精神症状、
みなさんはいかがですか?
年令によっても、症状によっても違うのではないかと思います。

龍の場合はおしゃべりが多いことです。
失語時代からしたら
しゃべれるなんて幸せじゃない?って思われるかもしれませんが
場にあった話ではなく、
一人で暴走しています。
外出先でも、おしゃべりいっぱい。
周囲の目は、厳しいものがありますね。
でも、こちらから見ると
まったくの独り言とも言えず、
何かの言葉尻をとっていたり、
関連することであったり、
気を向かせたい態度のようでもあったり、
こちらがいらいらしなければ、どうってことはないのですが。

三廻部病院までのこみち

先日
精神科医のいる三廻部病院で診察。
朝の薬、エビリファイ
夜の薬、リフレックス
もらいに行きました。
もちろん外来の先生は
お話をゆっくり聞いてくださいますが
ミトコンドリア病の精神症状については
質問してもわかりません。
でも、話を聞いてくださって
よくよく考えてエビリファイが良いのではないかと
処方してくださった最初の主治医は
まとまりをつけて、生活を向上させるための
良い薬として処方してくださいました。

ミトコンドリア病は完治させるための治療法がなく、
生活習慣を改善しながら
対処療法を続けるしかないという状態で、

家族が一番近くで本人の症状をみて
薬の増減も生活の上で家族が思うことは
のんでくれる精神科医です。
朝飲むエビリファイに関しても
削除していたのですが、。
エビリファイは他の抗精神病薬と違って
無理矢理ドーパミンを押さえつけないため、
穏やかに効いて、その他抗精神病薬で
特に問題となるような、眠気はなく
鬱的な症状にも穏やかに効き、
興奮状態でまとまりのつかない症状にも
一役買っているようです。

元気で生活していられれば
なるべく薬を減らしたい、
薬漬けで本人の体と心を固めたくない・・・。
特に精神薬は減らしたいところですが
寝ても、冷めてもおしゃべりで、
日常の生活が雑になっている様子は
放っておけず、明日からエビリファイを飲ませようと思います。

こんなやり方をしてよいのか?
わかりません。

みなさんはどのように精神症状に対応しておられますか?

第4回ミトコンドリア病研究公開フォーラム

緑の会配布資料
2月16日
第4回ミトコンドリア病研究公開フォーラム
主宰 JAMP-MIT

13時から5時間余り
様々な角度で
ミトコンドリア病を囲んで
いろんな角度のお話に花が咲きました。
どのお話も一つ一つ素晴らしい内容でした。

会場には
小さな患者様もいらっしゃって
往復の大変さに脱帽いたしました。

患者家族も
研究者も
介護関係者も
創薬関係者も
同じ立ち位置で
いのちを見守り
会を進める空気が流れていました。
みどりの会の発表も
皆さんの清新な気持ちのおかげで
無事終了。

私的な表現ですみません。

具体的に
ユーチューブで反映されるようですので
その時はまたお知らせします。

余談です。
龍は めったに電話かけてこないのですが
というかできないのですが
フォーラム始まる前と
終わるころに
電話をかけてきて
何かミトコンドリアのことでたくさんの人が
集まっていることを察知しているの???その鋭さに感動してしまいました。
話の内容は、水槽の魚のことでしたが、、、。

終了後
みどりの会に参加くださっている皆様が
集まっていて
今までで一番楽しかったね!と言い合っていました。
私的には、介護のお話などが加わって
生活の面で
必要な情報が増えていること。
創薬の面での知らなかった側面も聞けたりと
バラエティーさに驚きでした。
新薬のよもやま話は
脳に届くお薬として本当に期待したい!

懇親会に出ました。
こう見えても自分はシャイなので
すごい勇気がいりました。
でも、
ミトコンドリアを囲む先生たちの
つつましさ
に、驚きました。
これお茶ですか?と問われるほど
ビール飲んでましたが、
先生たちを囲んで
ビール樽作りたい気持ち膨らんでしまうほど
楽しい会でした。
ぬくもりの部屋に
先生のあったかさ載せられたらな
って思っています。
乞うご期待!

睦月 ミトコンドリア状

おかしくなっても好きなこと
1月13日
日曜日
風穏やかで、暖かな一日。
小田原漁港の釣りに出かけました。

1月節気
5日 小寒
20日 大寒
寒さがつのる上に乾燥してきますから
体の潤いケアがとても大事ですね。
インフルエンザもはやり始めました。
予防接種は受けていますか?
受けて少しの副作用より万一かかてしまって重篤にならないように
勧められたのですが、我が家では接種をしていません。

龍の様子
正月には、落ち着いていたのですが
ここ数日、手足がとても冷えて
お腹の動きも悪くなっています。
昨日は夜中3時に起きて
眠れない様子でしたが
お腹に手を当てて、手足が少し暖かくなるまで一時間かかりました。
それから、しっかり眠れないままに
朝を迎え、魚のえさやりをしました。
こんなことは普通ではよくあるかもですが
発作が起きたことがトラウマになっていますので
ちょっと、母としてはかまえます。

ここ数日興奮気味で
自分の世界でしゃべり始めて
人の話を聞かない兆候がありましたから
家族のものも閉口気味。
本人と周りの在り方は
相乗で、自分が受け入れられてないと思うと
コミュニケーションのズレが倍増してきます。
しかし、
食事、投薬、生活のリズムは全く問題ないので
本人の浮き沈みに対してどれだけ寛容でいられるかが
賭けのようです。

明日は
晴れかな?
曇りかな?
寒いことだけで
体のストレスですね。
おうちの中で
あったかーい食事や会話が必要ですね。

第4回ミトコンドリア病フォーラム

先日は
千葉こども病院 
年内最後の大変忙しい中での
村山先生の外来でした。
家から3時間強はかかるので、
朝からバタバタ。
神奈川→東京→千葉
横断しながら
車窓からの風景を楽しみながら
(ほとんどうつらうつらしながら)
たどり着く。
いつもやなせたかしの
アニメがかかる病棟で
少し待つと、すぐに融通を付けてくれる
対応の良さ。
そして村山先生の温かい対応。

先生から
ミトコンドリア病公開フォーラムのお知らせを受け、
チラシもいただきました。
もう4回目になるんですね。
第1回目で、次男龍がミトコンドリア病メラスを発症したお話を
患者家族の代表でお話させていただいたのが、
ちょっと前のことのように思い出します。

ミトコンドリア病というすそ野が広い病の
難しい病気の治療・研究を進める中での
苦労は一入であると思います。
私たち患者家族が、うまく生き抜くために
先生たちと、寄り添い、
お互いに高めあえるような関係になるために
何が必要なのか・・・
千葉からの帰途、思いをはせる道中でした。

みどりの会が、今後どのような形で
活動することが良いのか。
意見をいただき、動いていきたいと思っております。
個人的な会ではありますが
どのような内容にしてゆくべきか
皆さんの意見を頂戴して
進めていきたいです。

第4回ミトコンドリア病研究公開フォーラム
当日はみどりの会としてお話を少しさせていただく予定です。
どうぞよろしくお願いします。

沼津深海水族館によせて

スケーリーフット
深海のいきものは、
ほとんど動かず、最小限のエネルギーで
生きている。

この病になってから
深海に目覚めたのも、
龍のミトコンドリアの本能か
と思ったりしています。

いのちの源といわれる
深海の生物の研究者たちが
ミトコンドリアの発生の話を
していただいたときにも
はっとすることがたくさんありました。

現実の世の中ではうまく
交流できなくなってしまったけど、
ミトコンドリアが求める力は
私たちよりあるのではないか?

スケーリーフット

今年の龍はとても元気でしたから
生活の中心は水槽の管理。
早朝起きて水槽見回りエサやり。
夕方通所から戻れば
水槽の見回りエサやり。

釣りに行けば
仕掛けや
釣り具の操作は難しくなったけど
いつもかかるのは
龍の釣り竿。
魚の息を知っているかのように吊り上げる。

我が家の龍はコミュニケーションが大変難しいです。
しかし待てよ。
現実の社会につながってる自分ではなくて、
違う面で彼と接することはできないだろうかと。
めちゃくちゃなようなことを言っていても
何か月か経って
やっと意味が通じることがいくつもあります。
それを今回の深海水族館に行って
言いたかったことをお魚から教えてもらってる。
きっと脳の高次機能をやられた人は
いろんなキーワードがあるに違いないのですが
たまたま龍は深海の魚が好きだったので
私は深海の魚から龍語を解読してもらったりするのです。

もし脳の高次機能障害で苦労されている方がいたら
患者様の趣味の場所で、こんがらがった脳の神経伝達を
紐解いてみると、面白い感覚が引き寄せられるかもです。

2018年 師走

村山先生をお呼びしての懇親会
平成最後の年末

なかなかブログに書き込む時間が取れずにすみません。

この一年は、皆さんにとって、どんな年でしたか?

龍が倒れたのは、2014年7月
みどりの会を立ち上げたのは
       2017年6月
初めてのみどりの会の懇親会
       2017年8月
それからいろいろに交流しあって
様々なイベントもあって
何が何だか分からなくなるくらい
忙しかく、あっという間のようで
密度が濃すぎる日々。
覚悟を決めて立ち上げたみどりの会。
おかげさまで、
龍はみどりの会を立ち上げて以来
どんどん元気になってくれて
本当にありがたい日々を送らせていただいております。

カフェに集ってくださったみなさま
メールで交流してくださった皆様
皆さんと一緒に考え、悩み、
それから雲の上のような先生たちとも
交流を深めることができて
たくさんの生きるエネルギーをいただきました。
感謝の一年です。

沼津深海水族館 ゆめかさご

先日、12月23日
沼津深海水族館に行ってきました!
私たちにとってはとても貴重な一日でした。
2015年、小平の病院に入院するきっかけになった場所だからです。
朝からドキドキ。高速を運転するのもドキドキでしたが
入院のきっかけが、疲れがたまっていた上に
高速運転と暑さ、水族館の混み様でのへたり、
ハラハラドキドキしながら移動、すし屋では
突然店員に、「海に落ちたらどうするんだ!」
「深海にいるサメは噛みますか?」と詰問。
寿司のしょうゆを飲んでしまって大慌て。
そのあと、精神症状が悪化。戻ることは難しいかもとい
われた入院生活でした。
こんなことがトラウマになっているので、リベンジも
とても勇気がいることでした。
触発されて描く龍

しかし、今回は
沼津深海水族館が小さな空間でこれだけ豊富な海の
神秘を提供してくれていることに驚きました。
今回は、12月から同居している母、89歳も一緒でしたので、
途中、いろいろありましたが、龍は自分の感性の赴くままに
水槽を渡り歩いておりました。
悪いことが重なっているときは色がなくなります。
今回はいろんな色が優雅に流れていました。

次に続く。

ドキュメンタリー映画「普通に生きる」上映会 お誘い

以前からいろんなコミュニケーションの場を
作っていた我が家でしたが
龍のミトコンドリア病発症とともに、
さらにいろんなコミュニケーション場
我が家の内外で行われるようになりました。
友人が作り上げた作品
「普通に生きる」という映画を
いろんな人に観ていただきたくて
たくさんの人に宣伝歩いた一年でした。
それは映画の素晴らしさもあるけど、
次男が背負った、難病をきっかけに
病を通して
ある広がりを感じたこともあります。
そこで感じたぬくもりを、もっと広げていきたいと思った
ということもあります。
興味がありましたら是非!!

ドキュメンタリー映画「普通に生きる」上映会
普通に生きるダイジェスト版

12月8日 13時から
会場:秦野ひまわりヨガ道場
神奈川県秦野市堀西858?1
小田急線渋沢駅北口バス2番、堀川停留所徒歩5分
車アクセス:東名秦野中井下車、左折。左手夢庵左折、
どん詰まり左折、堀川交差点過ぎすぐ右折、一方通行まっすぐ
自販機右、フォレストコートアパート横。

参加費無料、
ただしイベントランチ1200円かお飲み物500円
どちらか注文くださるとありがたいです。
お食事のとれない方は、ご持参ください。

上映後、プロデューサーまやさんとの懇親会
たっぷり楽しめます!
この映画をきっかけに
自分たちでいろんな活動を繰り広げた人たちもいます。
そんなお話も聞いてみたいです。

今回は一般の人たちへの
公開上映ですが
ミトコンドリアみどりの会としても
関係者がみたいときは会場の配慮をしながら
鑑賞していただきたいと思います。
事前にその旨を伊藤までお伝えください。


写真は9月、ひまわりの仲間たちで作り上げた 
赤坂「普通に生きる」上映会の模様です。
本当にいろんな人が立ち寄ってくれて、
今でもうれしいご挨拶してもらっています。
12月はひまわりヨガ道場の小さな会場ですが、
暖かい会にするべく只今準備中!
皆さんぜひ遊びにいらしてね!
要予約 席はあとわずかです。早めにご連絡ください。
連絡先はチラシ参照ください。

もえ木 年輪フェスタ

11月23日金曜日 勤労感謝の日
朝から龍の通所もえ木でのお祭りでした。

5回目の年輪フェスタ。
泣いたり
笑ったり
アットホームな会で、参加者約70名。
大盛況でした。

飾り付けにしても
製品つくりにしても
毎日コツコツ積み上げる感覚が満載で
温かみたっぷり。

お祭りの内容も
利用者歌発表
 カントリーロード
指導者歌発表
 路より
利用者フラダンス発表
 美女フラチーム カイマナヒラ
 イケメンフラチーム マニヒニメレ
指導者ダンス
 夏の日の想い出 日野てる子
サポートする職員の歌と演技
 笑顔になりまショー
最後にみんなで
 ふるさとの歌合唱
どれも暖かくてほおずりする感触。

その後の会食

本当に温かい会でした。

龍は
もえ木に通所して一年。
一日も休んだことがありません。
体と心の転機と感じていたころ
今の自分をゆっくり受け止めてきたこの一年だったと思います。
高校時代までの今までの友達とは通信できなくなったことを嘆き、
いやしかし、みんな勉強や仕事で大変なんだと自分で言い聞かせ
もえ木での新しいお友達を、受け入れる発言を何度も繰り返しながら
最近はもえ木の皆さんから学びをいただいているようです。

全てのことは変容する。

もえ木の職員の方も龍のような中途障害は初めてのようで
最初は、その気使いにこちらも恐縮するようでしたが
今は障害が固定し、皆さんの態度に習って
自分のふるまいを模索しているようですので
新しい世界が広がっていったのではないかと
私は思います。

私は表現が大好きですので
とらわれない形を垣間見ると
すごくうれしくなります。
それは難病というマイナスの
イメージの言葉ではなく
社会にとらわれない自由な
いのちのポエムがあぶりだされる
一つの在り方として
自分も解放されるからです。
からだや心の在り方が
自由でいいんだという
安堵感。
病とアートが本心からつながる事の気楽さ。
そんなことを感じながら
年輪フェスタ
愉しませていただきました。

入口に
龍が描いた
もえぎすいぞくかんのイラストは
いろんないのちが楽しんでいる
イラストでした。