庚子かのえね年2020年、どこかに伸びようとする年らしいです。
少しずつしたためてきたものを、
カタチにしていきたい年です。
12月30日は2019年仕事納めでした。
私は子供4人と暮らしながら自宅で仕事ができるようにと、
この秦野に移り住んだのが16年ほど前です。
たった16年ですが、
慣れない土地に少しだけなじんできて、
自宅を開放してリラグゼーションルームを作り、ヨガを教えています。
昨日は、禊みそぎヨガでした。終わった後に、その部屋に飾っておいた龍の油絵を「売ってくれませんか」と、ある生徒さんに言われました。
龍の絵葉書などは、カフェに置いてあり、販売もしていますが
油絵は、木の板にその時の勢いで描いているもので、売ることなど少しも考えていませんでした。
その女性は、「起き上がるのがやっと」といつも言われていました。
目がとてもキラキラして、龍の絵を求めているのがすごく伝わりました。
辛い精神状態に書いた龍の絵が、何か通じるものがあって、彼女を奮い立たせるものがあるのならば、、、
と、思い、龍に油絵を売ることに承諾してもらえるか聞いてみました。
まず意味が分かるかな?
話をすると、絵をほかの油絵作品の隣に並べました。
やはり、意味が分かっていないのか、それとも売りたくないのか?
もう一度時間をおいて、ゆっくり丁寧に聞いてみました。
今度はうなずきました。
彼女は、初めての油絵購入記念にと、花束をもって、登場。
龍は、話が通じていたようで、
「ありがとう」と、お金を受け取りました。
少しいつもより複雑なコミュニケーションが
できていました。
彼女が帰った後に
「あの人はひとりぼっちではないか?」
と聞いてきました。
「旦那さんも子供も3人いるよ。」
と話すと、笑顔になりました。
やっぱり何か通じるものがあるんだと思いました。