龍がミトコンドリア病メラスを発症してから
友達来ない。とか、独りぼっち、繰り返していた。
会えない友達を思い出すと
どこにいる?どこ?と、しばらくすると、落ち込んでか、緘黙。
そのうちに、他者に、友達いる?とか聞いている。
そう聞かれると大体の人は戸惑う。
まず龍という病に陥った人に何と言っていいのかな?と気配りしたり、自分の状況も考えたり、
複雑な答えガいろいろ返ってくる。どんな答えが返っても自由なんだけど、、、本来は。
高次機能障害の複雑さは
いろんな道をたどって、、、本人がたどりたい思いは一つしかない。母としては、そんな彼に寄り添うしかない。
つまり龍は友達が大好きでいつもたくさんの友達に囲まれていたから、
「うん、友達がいるよ。」っていう答えが一番うれしい、らしい。
人と自分の立体関係が難しいようだ。
組み立てたり、積み上げたり
消去したり、することが難しいみたい。
自分の想念の中で空回りして糸がほつれないかが心配になる。
自分の思いと反した答えが返っても向き合える日が来るかな。
魚は龍の永遠の恋人です。
だから先日、龍が在宅療養中に作った紙粘土と一緒に踊りました。
龍は、途中、手をたたいたりしてくれて喜んでいた様子。
自分の踊りが龍のこころの中でもあったようで
マチネとソワレ2回公演に立ち会ってくれました。
そして集まってくれた皆さんが
出たとこ勝負打ち上げライブしてくれて
ともだちいるんだ!
ひとりじゃない!
と、確信。
母も確信。
現実に感じたことが、想念として組み立てられているかもしれない。
舞踏があってよかった。