田中雅嗣先生勉強会&交流会
2023年7月29日
「ミトコンドリアと私」
報告が遅くなり申し訳ありません。
あまりにもたくさんの情報と知恵とユーモアを頂き、
当日使用したパワーポイントは著作権の問題があり、
ミトコンドリア病研究フォーラムなどでの田中雅嗣先生の講演はい
先生も「ミトコンドリアと私」
参加者からも「患者の症状の不可解なモヤモヤや迷いが、
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勉強会の内容をごくかいつまんで説明させていただきます
まずは、(先生の)
続いて
1️⃣体の中でどのような形でエネルギーが作られるのか・・
2️⃣乳酸アシドーシスから命の守るためにはどのようにしたらよいのか
3️⃣ミトコンドリア病の治療について
4️⃣ミトコンドリア病では使用を避けるべき薬について
5️⃣ミトコンドリア病に良い生活
6️⃣今後の田中雅嗣先生研究の断片
7️⃣参加者皆様との質疑応答
以下、概略ではありますが、項目ごとにまとめてみます。
体の中でどのような形でエネルギーが作られるのか・・
1)私達人間は、(エネルギーの元である)
瞬発力が必要なときは、解糖系を使ってATPを作る。
持続的なエネルギーは、ミトコンドリアで、
2)我々人間の筋肉は白筋と赤筋とからなり、
白筋:ミトコンドリアはあまりいない。解糖系が主で、乳酸を作る → 瞬発力を司る
赤筋:ミトコンドリアがたくさんいる。ピルビン酸に変換して代謝 → ゆらゆらうごく → 長時間有効なエネルギーをつくる
(
1)乳酸を中和してタンパク質が動けるようにする
2)酸素を取り入れながらゆっくり走る。そのときには(
3)体が酸性に傾くと正常の生活ができなくなる。
4)ピルビン酸を入れることによりエネルギーが作られる(
5)乳酸はどのように使われるか。
人間の筋肉は白筋と赤筋が混じっている。
お互い近くにいて、
質問:
メラスの息子が、例えば、入浴後の疲れが出ているときなど、
答え:
脳がエネルギー不足に陥ると神経活動が低下する。
体の中の代謝を想像してみよう!
体の中では乳酸を作る細胞と代謝する細胞が別々に存在する。
●酸素を供給しつつ、深部熱を下げるなどして様子を見る。
●
痙攣やてんかんは抑えないとミトコンドリアには良くないので抑え
●錯乱・意識障害・幻覚・せん妄などの様々な精神症状の発生時、
乳酸が作られ、ミトコンドリアは大忙しになるので、
質問:
体内でエネルギーが作られる時、酸素はどのように使われるか?
答え:
ゆっくりした運動は赤筋が働いて、酸素を徐々に使う。
運動の強度を上げると白筋が働き、乳酸が出てくる。
血中乳酸濃度が急増する領域を「乳酸閾値」という。
熟練したマラソン選手は、
そうすると持久力がついてくる。
一般にミトコンドリアが元気に働くために早歩きが推奨されるが、
(ミトコンドリアの活性が弱い人は、
ミトコンドリアの機能が低下した人は歩くくらいでも乳酸が上がる
なので、
・感染症に注意する(高熱に弱いから)
・興奮しすぎないことが重要。
・そのひとに合わせた軽い運動をおこなう。(
ミトコンドリア病の治療について
●脳筋症の治療
1)脳の血管に酸素を送る血管が、
内皮のところで一酸化窒素を生み出すと、
アルギニン点滴はこれを狙った治療法である。
2)コハク酸ナトリウムを取るとミトコンドリアが元気になる
まだ仮説の段階であるが、
「白筋が少なくなって赤筋が増える。
3)ピルビン酸ナトリウムは、メラスなどでは複合体Ⅰ
ミトコンドリアに避けたい薬品 (詳細については省略)
バルプロ酸
アミノグリコシド系抗生物質
【12S rRNA遺伝子に特異的な点変異(例:m.1555A>G)
ビグアナイド系糖尿病薬
ニューキノロン系抗菌薬
などの中にも避けたい薬があるようです。
ミトコンドリア病に良い日常生活
過労を避ける
十分な休養と睡眠
バランス良い食生活
サプリメントの過剰摂取に気をつける
適度な有酸素運動
感染症など、発熱に気をつける
今後の田中雅嗣先生研究の断片
田中雅嗣式独自の、尿への乳酸排出薬の開発を考えたり、
参加者皆様との質疑応答
2部では患者家族の質問にお答えする形で、
長野県立こども病院 神経小児科 本林光雄先生も参戦してくださり、その都度的確なご回答を賜り、
最後に
田中雅嗣先生のお話をまとめさせていただき、今回の講義はミトコ
田中雅嗣先生へ感謝の気持をもって結びの言葉とします。
2023年8月14日
みどりの会代表 伊藤千恵子