2026年ミトコンドリア病周知啓発ライトアップ報告

 

9月19日から22日まで、ミトコンドリア病周知啓発のため、秦野県立戸川公園「風の吊り橋」ライトアップが行われました。

22日には、ライトアップイベントとして、ミトコンドリアのお話、音楽、アート、折り紙など、さまざまな形でミトコンドリア病に触れていただく時間をつくりました。

 

戸川公園でのライトアップは、今年で3年目になります。

3年目になった今も、いや 3年目だからこそ?模索し続けていることがたくさんあります。

公園に遊びに来た方。
丹沢から下山してきた登山客。
家族で散歩をしている方。
バスを待っている方。

ミトコンドリア病とは何の関係もなく、それぞれの時間を過ごしている方たちに、私たちはどうしたら、この病気のことを知っていただけるのだろう。

「ミトコンドリア病を知ってください」と、一方的に伝えるだけでは、かえって距離をつくってしまうのではないか。

そんなことを、準備をしながら、私たちは何度も考えました。だからこそ、今年もみんなで考えました。

音楽で耳を傾けてもらう。
アートで足を止めてもらう。
折り紙を渡して微笑み合う。
そして、田中雅嗣先生は、そのようすをみてくださってか・・・難しい病気の話だけではなく、先生が研究されている「ミトコンドリアそのもの」のお話をしていただきました。

「ミトコンドリアって何?」「どこにいるの?」「どんな色?」

そんな素朴な疑問から、ミトコンドリアという存在に興味を持ってもらう。それも、周知啓発の大切な入口なのだと感じました。先生のお話の中には、「ミトコンドリアを飲んだことがある」という、驚くようなお話もありました。

思わず聞いてみたくなるお話に質問も色々でたので、先生は冷汗かいたらしいです。

中にはミトコンドリア病って初めて聞いたけどどんな症状で悩んでいるのですか?と逆に問いかけてくれる方もいらっしゃって、お伝えしたかったミトコンドリア病ならではの悩みのお話になり、その知ってもらいたいことのチラシはあっという間になくなりました。

まずは、「ミトコンドリア病という病気がある」と、一人でも多くの方に知ってもらうこと。それだけでも、大きな意味があると私たちは考えています。

ミトコンドリア病の患者さんは、病院の中だけで暮らしているわけではありません。学校、職場、家庭、地域。さまざまな場所で暮らしています。

その暮らしを支えるためには、専門医だけではなく、地域の医療機関、看護師、介護職、福祉関係者、学校の先生、救急医療に携わる方など、多くの人とのつながりが必要です。

ミトコンドリア病を知っている人が一人でも増えれば、どこかで患者さんに出会ったとき、「ミトコンドリア病という病気を聞いたことがある」と思ってもらえるかもしれません。

それが、医療につながるきっかけになるかもしれない。介護の場で、その人の体調の波や、できること・できないことの変化を理解してもらうきっかけになるかもしれない。

そして何より、患者さんや家族が、「自分たちだけが分かってもらえないのではない」と思えることにつながるかもしれません。

医療も介護も、病気や命を支えるだけではありません。患者さんがその人らしく暮らすこと。そして家族も、家族として生活を続けていくこと。そのために欠かすことのできない、大切な支えです。

だから私たちは、専門医の先生方だけではなく、地域の中にいる一人ひとりにも、少しずつミトコンドリア病を知っていただきたいと思っています。

幟や立て看板をみてなんだろう??と思った人、音楽に聞き入った方も、チラシに見入った方も、折り紙に喜んだ方も、ダンスを楽しんだ方も、切り口は色々あったほうが公園に立ち寄った方が気持ちよく流れてくれる道筋ができるのだと思います。

このイベントは、一人の力ではできませんでした。

企画を考える人。
準備をする人。
当日、会場に立つ人。
声をかける人。
音楽やアートで参加してくださる人。
折り紙を用意してくださる人。
専門的なお話をしてくださる先生。
そして、暗い中片付ける人。

当日のMCMオープンチャットのお知らせで立ち寄ってくれたご家族も、打ち上げに参加くださり、アーティストのアベマリアなどの音楽に触れ、先生や遺伝カウンセラー、患者家族のお話を聞いて不安を少しでも拭われた方もいらっしゃいました。とても嬉しかったです。

一人ではできないことも、誰かが手を差し伸べてくれることで形になっていく。

 

「人は助け会える
ミトコンドリアも助け合っている。」

ミトコンドリアは、細胞の中で一つ一つが孤立して働いているわけではありません。

融合したり、分裂したりしながら、互いに関わり合っていることが研究されています。その姿を知ると、生命とは、ただ一つ一つが頑張って生きているものではなく、関わり合い、支え合いながら続いていくものなのかもしれないと思います。

今回の私たちの活動そのものでもありました。

誰かが音楽を奏で、誰かが折り紙を折り、誰かが話をし、誰かが光を灯す。

一人ひとりは小さな力でも、それがつながることで、希望の道がつながる

 

知ることがいつか、誰かの命を守り、誰かの暮らしを支え、患者さんや家族が安心して地域で暮らせることにつながっていくことを願っています。

今年も、たくさんの方の力を借りて、戸川公園に光を灯すことができました。

人は助け合える。
ミトコンドリアも助け合っている。

 

我が家ひまわりの家も緑で照らしたことも追記します。息子を預けての活動は何より息子に世界を知ってもらいたいからでもあります。

9月みどりの会茶話会 報告

 

⚫️閃輝暗点について
10代メラスの患者さんが閃輝暗点の様相を呈し、主治医も対応に困惑していることの質問についてがありました。

メラス男性50歳が16年前に閃輝暗点など目の症状からミトコンドリア病が発症した話を共有しました。アリス症候群等物体の大きさが変化する症状、視覚脱落、方向感の失認など悩ましい症状についての説明をされ、現在もテグレトール、リボトリール、イーケプラ等てんかん薬を服用する話がでました。
40代目ラス男性は、7~8年かけてかけて視力が徐々に回復報告もあった。

⚫️筋力の衰え
ミトコンドリア糖尿の当事者は心臓の機能衰退について言及し、筋力の衰えが進むことでの悩み、リハビリテーションのススメもあり、理学療法士の支援が重要。しかし病名がない場合はリハビリテーション保険の利用が困難であることの話にもなった。ミトコンドリア病は個人でやり方が違うが、みなさんそれぞれ日常生活での筋力維持の重要性について話し合いました。

⚫️生活介護と障がい者支援に就いて
グループホームその他の居場所の話では、他の住民からの苦情や自身の健康問題(頻尿、心臓の問題)により、ホームをやめて住居に移る計画についての話がでました。グループホームでの生活の課題についてはヘルパーの調整、食事の問題や医療検査の困難について議論がなされました。

⚫️障害者支援制度の詳細について話し合い、生活保護と障害者年金の違い、特に一級と二級の障害者区分の違い。年令によっても違うが、特定疾患受給のほか、国、県、市からの障がい手当金がある事を確認しました。

 

⚫️青年後見人制度
青年後見人制度の要件により、患者の母親が息子の通帳を下ろせない状況について相談した。重度障害者である場合、銀行では本人確認ができないため、成年後見人制度の手続きが必要であると言われました(包括的委任契約を設定することで、家族が財産を管理できる可能性があると提案。)。相談員にも相談。結局、本局のATMで下ろすことができました。

最近詐欺が多い為の予防策であると思われるが、各銀行などで簡単にキャシュカードで現金を下ろせない時があるようです。警察などが入る場合もあるらしいのですが、生活を支えている親が知的に問題がある患者の生活費を下ろせなくなることは大変困難なことになるゆえに、その都度銀行や相談員を通じての相談が必要になってくるようです。

以上茶話会のまとめをしました。

※22日に開催されるライトアップイベントはミトコンドリア病の周知啓発を行います!皆さん応援お願いします。

2026.9.11みどりの会オンライン茶話会 告知

茶和会をオンライン(zoom)で行います。

日程 2026年 9月11日金曜日 午後1時半から3時まで

患者同士の理解を深めるためにも、ざっくばらんに語り合える時間を継続することが大切だと考えています。患者家族のみの茶和会です。みどりの会のライングループには事前に招待メールを送りますが、入っていない方も参加希望の方は前日までに申込ください。招待メール送り先と簡単なプロフィールをいただけたら招待メールを送ります。

連絡先
2022midorinokai@gmail.com
伊藤千恵子

 

ピッピとチッチ-

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアの機能が落ちてしまう病なので発症年齢も、経過も、症状もみなさん違い、「患者の今」を把握してゆくことは大変難しいと思います。また、医療や福祉でも、対応が難しく、諸問題の悩みを抱えることが多いのではないかと思います。
茶話会ミーティングは、患者/家族の生の声を聞き合って、分かち合えることもあるのではないかと思い、始めました。

どんなことでも構わないので、ざっくばらんに話し合いしてみませんか?

患者家族のみのミーティング(専門医はいません)ですので、お気軽に参加してみてください。

 

みどりの会は会員制ではありませんが、日頃の悩みを分かち合えるようにと、ライングループも作っております。ライングループでは随時、茶話会のお知らせをしていますが、ラインに入っていない方でも、ブログを見て、参加してみたい方は、ぜひご参加ください。
末尾に参加申込先を明記しておきますので、ご希望の方のご連絡お待ちしています。

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私達が生きていく上で必要なエネルギーのほとんどは、細胞の中のミトコンドリアで作られています。

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアの働きが低下する病気で、症状が様々な臓器に及ぶため、診断治療の困難な病気です。
そして、ミトコンドリア病だからこその生活の悩みがあり、医療や福祉の悩みがあります。

ミトコンドリア病の方の社会を広げるために、私達は何ができるでしょうか。

とりあえず、患者会でできることは患者家族同士の親睦を深めて、悩みに対してお互いに考えてみることではないでしょうか。

どんな悩みでも、一人で悩むのでなく、患者家族の絆を強くしてゆくことが、生活する上での勇気に繋がると思います。

「LINE茶話会」、あるいはzoomによる「茶話会合同ミーティング」
参加してみたい方、どなた様もお気軽にご連絡ください。(どれか一つだけの参加も歓迎します)

連絡先
2022midorinokai@gmail.com

2026,9,22みどりの会戸川公園ライトアップについて

毎年9月の第3週は、世界中でミトコンドリア病の周知・啓発に取り組む「世界ミトコンドリア病啓発週間」です。国際的患者家族組織(IMP)が主導し、病気への理解を深めてもらうため、世界各地のランドマークがシンボルカラーである「みどり」にライトアップされます。

「ミトコンドリアみどりの会」では一昨年に続き、秦野戸川公園にご協賛いただき、ライトアップとあわせた取り組みを実施します。

実は、秦野戸川公園の「風の吊り橋」は、その美しさからIMPの公式サイトでも紹介されています。世界の名だたるランドマークとともに紹介されているのは、とても誇らしく嬉しいことです。

ライトアップ期間中、9月22日には現地で啓発活動やトーク、表現活動を行います。

去年の模様


◆ 9月22日のスケジュール

  • 16:00頃〜|ギター弾き語り・チラシ配布 ギターの弾き語りに合わせて、ミトコンドリア病を知っていただくためのチラシをお配りします。

  • 点灯前|専門医からのメッセージ 専門医をお招きし、ミトコンドリア病についてのお話をしていただきます。

  • 18:00〜|点灯 & アート表現 「命への祈り」をテーマに、点灯に合わせて舞踏などのダンスや音楽表現を行います。


◆ 秦野戸川公園「風の吊り橋」ライトアップ概要

  • 点灯期間: 9月19日 〜 9月22日

  • 点灯時間: 連日 夕方18:00〜 ※上記のトークや音楽などの催しは9月22日のみとなります。


緑の光を通して、一人でも多くの方にミトコンドリア病について知っていただければ幸いです。 お近くの方や関心のある方は、ぜひお立ち寄りください。

いのちの尊さをともに感じ、希望の道を紡いでいきましょう。

9月22日ミトコンドリア病周知啓発のために、ミトコンドリアみどりの会では、戸川公園ライトアップイベントを行います!
お近くの方、協賛して下さる方、是非おあつまりください!
点灯前、午後4時くらいから、ギター弾き語りの中で ミトコンドリア病を知っていただくチラシ配布、その後点灯前に、専門医によるメッセージ、6時から点灯にあわせて、舞踏などダンス、音楽で、命への祈りをテーマにアート表現を展開します
みどりの点灯は、9月19日〜22日まで(夕方6時から)ですが、このイベントは22日のみです。
IMP(国際的ミトコンドリア病患者家族組織)はミトコンドリア病周知啓発のために 9月第3週に世界のランドマークをみどりの灯りで灯す活動をしています。それに賛同して、日本も 患者会組織 MCMが始めました。みどりの会はおととしから、戸川公園に協賛をお願いして、専門医のトーク、フォーク弾き語り、点灯にあわせたアート表現もイベントを盛り上げるために行わせていただいています。
IMPのホームページ(https://mitopatients.org/light-up-for-mito/)で、ライトアップの写真などが載っているページです。下の方に秦野戸川公園ライトアップの一昨年、去年の写真が紹介されています。秦野戸川公園の風の吊り橋がその美しさから世界のランドマークとして選ばれたという 画期的なこととして私たちは、受け止めてよいと思います。
いのちの尊さをたたえあい、ともに希望を道を紡いでいきましょう。
お忙しい中 恐縮ですが ご都合つく方は是非お集まりください。

おまけ 後藤先生、村山先生みなさんと

2022年 横浜開港記念会館でのライトアップに参加したときは
龍がヘタって皆さんに助けられました😅

2026ミトコンドリアみどりの会親睦会 報告その2

 

ミトコンドリアみどりの会親睦会7月4日土曜日は、前半13時から17時まで 田中雅嗣先生の講義、三牧正和先生の講義、患者家族の質疑応答を休憩を挟みながら行いました。

それぞれを少しまとめてみました。

◆田中雅嗣先生の講義

1ピルビン酸ナトリウムの治験と課題

ミトコンドリア病の治療薬としてピルビン酸ナトリウムを提案し、国からの予算を得て、非常に純度の高いピルビン酸を製造して動物実験や健康な人、患者さんへの試験を行いました。治験の結果:は薬として認められるためには「数値として統計的に良くなること」を証明しなければなりませんが、ミトコンドリア病の患者さんは風邪や発熱などの体調変動が大きく、その変動がピルビン酸の効果を上回ってしまい、有効性を証明するのが難しかった。

2バイオマーカー「GDF15」の発見と応用

診断をより正確にするために提唱されたのが、新しい血液指標(バイオマーカー)であるGDF15。メラス患者の細胞を用いた実験で、乳酸を入れると数値が上がり、ピルビン酸を入れると数値が下がる遺伝子として見つかりました。が、現在医療現場での普及には至っていないのが現状。しかし、GDF15は胎盤で作られ「つわり」の原因にもなるタンパク質で、海外(ファイザー社など)では、GDF15の働きを抑えることで、癌患者などの食欲不振(悪液質)を改善する「ポンセグロマブ」という抗体医薬の治験が進められている。
3. 遺伝子治療の最前線と壁
ミトコンドリアDNA(mtDNA)の異常を直接治す研究については異常なDNAだけを認識して切り取る「制限酵素(Smalなど)」を用い、切断された不安定な異常DNAを細胞に分解させるという手法で、2002年に細胞レベルで証明したが、技術的にも経済的にもハードルが高く人間への応用は今は難しい。
田中先生は遺伝子治療などの基礎研究が進む一方で、それらが実用化されるまでの間も、「生活の不都合をなくすための努力」が患者さんの支えになると、温かなエールを送られました。
◆三牧正和先生の講義
1. ミトコンドリア病の基礎:2つの設計図の共同作業
ミトコンドリアは細胞内でネットワークを形成しており、その中には独自の「ミトコンドリアDNA」が存在します。エネルギーを作る「呼吸鎖複合体」は巨大な積み木のような構造で、「核のDNA」と「ミトコンドリアDNA」の両方の設計図をもとに作られたタンパク質が協力して働いています。そのため、どちらの遺伝子に異常があっても病気になります。母系遺伝だけでなく、常染色体潜性(劣性)遺伝など、あらゆる遺伝形式が考えられるのがこの病気の複雑さです。
2. 疾患の特徴と画像診断
小児期の大部分は 核遺伝子の異常によるものが多く、成人はミトコンドリアDNAの異常によるものが多い傾向があります。
リー脳症は脳の深い部分(基底核や脳幹)にダメージを受け、画像上ではその部分がむくんだり(浮腫)、壊死して水に置き換わったりする様子が見られます。
メラスは特徴的な「脳卒中様発作」が診断の鍵。通常の脳梗塞とは異なり、血管の支配領域をまたいで広がる。これは、エネルギー不足による神経細胞の興奮や異常が、隣接する細胞へと次々に伝わっていく(Spread)という特殊な病態によるものです。
3. 遺伝についての新しい捉え方:「多様性」と「共生」
三牧先生が特に強調されたのが、遺伝を「血筋」や「引き継ぐ病気」としてのみ捉えることへの是正です。
遺伝学の本質は、親から子への継承だけではなく、個々の「多様性(バリエーション)」を扱う学問であると述べています。
人類は誰でも4つや5つは大事な遺伝子に変異を持っており、「全員が何らかの病気の保因者である」という視点を持つことが、障害や病気に対する豊かな捉え方に繋がると説いています。
4. 診断から「治療の時代」へのブレイクスルー
これまでの20年で、遺伝子診断の技術は飛躍的に進歩しました。
 1つ1つ遺伝子を調べる時代から、次世代シーケンサーなどで一気に読み解く時代になり、診断の精度が上がっています。
すでに脊髄性筋萎縮症(SMA)などの核遺伝子疾患では、数億円規模の遺伝子治療が臨床実装されています。
ミトコンドリア病の治療薬開発(MA-5など)や遺伝子治療の研究も進んでおり、三牧先生は若い医師たちに向け、「これからの20年で必ずブレイクスルーが起きる」と強い期待を込めて語られました。
三牧先生の話は、医学的なメカニズムの解説にとどまらず、患者さんが社会の中でどのように自分たちの特性を捉え、希望を持って生きていくかという精神的なサポートにも通じる内容でした。
◆患者家族の質疑応答
メラスの一例
成人発症、経過等の機序がわからず、混迷している患者家族が多いことを掲げ、患者の発作の動画や個人のMRI画像、血液検査の結果等を皆さんで共有して頂きました。
日常の発作が脳梗塞様発作につながるかどうかの見極め
患者家族がどのように生活を整えていくべきか・・・
医師は画像や動画から脳の傷や機能低下の場所を特定しつつ、それがメラス特有のエネルギー代謝の破綻(代謝性危機)から来ていることなどの説明をしてくださり、医学的治療と生活の質(QOL)の両面からのアプローチを提案してくださいました。
動画や画像の共有は、単なるデータ確認ではなく、日々奮闘する家族の確かな観察眼を、専門医が医学的に裏付けていく、共同作業のような時間でした。
医学的な治療を尽くした先にある「心の活性化(QOL)」が、ミトコンドリアの元気を引き出す大きな力になるという力強いエールをいただきました。
(個人情報もありますので、こちらの詳細は、みどりの会親睦会参加者の報告文としての伝達に限らせていただきます)

2026ミトコンドリアみどりの会親睦会 報告その1

また会いたい――そんな気持ちがあふれた一日でした。

7月4日、「2026ミトコンドリアみどりの会親睦会」を無事に開催することができました。

参加者 24名(うちスタッフ3名)

北は北海道、南は岡山まで。
患者さん、ご家族が、それぞれに大変な事情を抱えながらも、全国各地から集まってくださいました。そのことが何よりもうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。

皆さんのお顔を見た瞬間、これまで茶話会でオンライン越しに重ねてきた語り合いの日々が、次々と思い出されました。画面越しでも心は通いますが、やはり直接お会いできる喜びは、何ものにも代えがたいものがあります。

到着後まもなく、田中雅嗣先生、三牧正和先生にご講話いただきました。

(講話についてのまとめは、時間を要するので報告2に示しますね。)

講演の後、患者や家族一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け、同じ目線で語り合ってくださる先生方の温かさに、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。

夕方5時からほんわかディナー

会場のテーブルには、全国から持ち寄ってくださった特産品やお菓子がずらりと並び、美味しいワインや梅酒、チーズ、オードブルも加わって、お腹も心も満たされる温かな時間となりました。

「今回は参加できないけれど、ぜひ皆さんで召し上がってください。」そんなお気持ちを添えて品物を送ってくださった方もいらっしゃり、その優しさまで皆さんで味わうことができた、本当に心温まるディナーでした。

ミトコンドリアに優しい手料理を準備し、スタッフが直前仕上げをしてくれました。ズッキーニのクリームチーズカナッペ サーモンと彩り野菜レモンバターがけ、角煮、塩麹ささみ、各種サラダ等

癒やしのコーナーでは、重曹とクエン酸をベースに乾燥オレンジを散りばめた「ミトコンドリア活性のための炭酸バスボム」と、フレッシュミントを使った手湯をご用意しました。フォークソングの優しい歌声も響き、笑顔あふれる穏やかな時間が流れていました。

帰り際、三牧先生は、「ミトコンドリア病のような希少疾病ほど、患者会が大切だから、一緒に頑張ろう!」と力強い言葉をかけてくださいました。その一言は、私たちの心に深く刻まれています。

 

田中先生も宿泊された皆さんと夜遅くまで語り合い、講演会では聞くことのできないような貴重なお話や笑顔があふれ、その温かな交流は翌日まで続きました。

参加されたご家族からは、

「親睦会は私のリフレッシュになりました。」
「今日からのエネルギーになりました。」といううれしい感想も寄せられました。

この一日のために、何日も前から打ち合わせを重ね、準備や掃除、お料理、宿泊の支度まで力を尽くしてくださったスタッフの皆さまにも、心より感謝申し上げます。

夜、寝る前に患者さんの身体にそっと触れながら、

「一生懸命生きてきた身体なんだ。」

そう感じたし、そこに患者会の学びがありました。

病気は一人ひとり違います。
けれど、その身体には、それぞれの人生が刻まれています。

 

今回の親睦会で改めて感じたのは、医学の進歩はもちろん大切ですが、それと同じくらい、人と人とのつながりが生きる力になるということでした。

そして旅立った仲間たちも、お写真を通して私たちと一緒にこの時間を過ごしてくれました。思い出すことは、その命を今も大切に生き続けること。そして、その人生から学び続けることなのだと思います。

皆さんがお帰りになったあと、ひまわりの家は静けさに包まれました。

会場に飾られたひまわりが、まるで「また会いましょう」と語りかけてくれているようで、その姿に癒やされながら後片付けをしました。

また皆さんと笑顔で再会できる日を心から楽しみにしています。

本当にありがとうございました。

2026年 6月12日金曜日 みどりの会オンライン茶話会開催告知

 

6月に入り、蒸し暑くなったり、台風が到来したり、、、自律神経が乱れて、体調を崩された方も多いのではないでしょうか。

6月3日 夕方から台風一過。とても爽やかな日差しが届きました。いのちは自然の中にあるということを実感しています。

茶和会をオンライン(zoom)で行います。

日程 2026年 6月12日金曜日 午後1時半から3時まで

患者同士の理解を深めるためにも、ざっくばらんに語り合える時間を継続することが大切だと考えています。患者家族のみの茶和会です。みどりの会のライングループには事前に招待メールを送りますが、入っていない方も参加希望の方は前日までに申込ください。招待メール送り先と簡単なプロフィールをいただけたら招待メールを送ります。

連絡先
2022midorinokai@gmail.com
伊藤千恵子

 

ピッピとチッチ-

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアの機能が落ちてしまう病なので発症年齢も、経過も、症状もみなさん違い、「患者の今」を把握してゆくことは大変難しいと思います。また、医療や福祉でも、対応が難しく、諸問題の悩みを抱えることが多いのではないかと思います。
茶話会ミーティングは、患者/家族の生の声を聞き合って、分かち合えることもあるのではないかと思い、始めました。

どんなことでも構わないので、ざっくばらんに話し合いしてみませんか?

患者家族のみのミーティング(専門医はいません)ですので、お気軽に参加してみてください。

 

みどりの会は会員制ではありませんが、日頃の悩みを分かち合えるようにと、ライングループも作っております。ライングループでは随時、茶話会のお知らせをしていますが、ラインに入っていない方でも、ブログを見て、参加してみたい方は、ぜひご参加ください。
末尾に参加申込先を明記しておきますので、ご希望の方のご連絡お待ちしています。

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私達が生きていく上で必要なエネルギーのほとんどは、細胞の中のミトコンドリアで作られています。

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアの働きが低下する病気で、症状が様々な臓器に及ぶため、診断治療の困難な病気です。
そして、ミトコンドリア病だからこその生活の悩みがあり、医療や福祉の悩みがあります。

ミトコンドリア病の方の社会を広げるために、私達は何ができるでしょうか。

とりあえず、患者会でできることは患者家族同士の親睦を深めて、悩みに対してお互いに考えてみることではないでしょうか。

どんな悩みでも、一人で悩むのでなく、患者家族の絆を強くしてゆくことが、生活する上での勇気に繋がると思います。

「LINE茶話会」、あるいはzoomによる「茶話会合同ミーティング」
参加してみたい方、どなた様もお気軽にご連絡ください。(どれか一つだけの参加も歓迎します)

連絡先
2022midorinokai@gmail.com

2026ミトコンドリアみどりの会患者家族親睦会 お知らせ

2026 ミトコンドリアみどりの会 親睦会のお知らせ

ミトコンドリア病の患者さん、ご家族、支援者の皆さまが、
医師の先生方やご家族同士でゆっくり語り合い、交流を深められる親睦会を開催いたします。

日頃の療養の工夫や悩み、希望などを分かち合いながら、
少し肩の力を抜いて過ごせる時間になればと思っています。

【日時】
13時~夜まで(出入り自由)

【会場】
ひまわりヨガ道場

1階:ひまわりつぶカフェ
2階:リラクゼーションルーム

【アクセス】
お車でお越しの方
電車でお越しの方
(詳細はお申し込み時にご案内いたします)

【講師】三牧正和 【みどりの会顧問】田中雅嗣先生


【親睦会の趣旨】

ミトコンドリア病は、一人ひとり症状も生活も異なり、
患者さんやご家族が孤独を抱えやすい病気でもあります。

今回の親睦会では、
先生方からお話を伺うだけでなく、患者家族同士でも率直に語り合い、

「こんな工夫があった」
「こんな時どうしている?」
「同じ症状でも皆さんはどう乗り越えている?」

といった体験を共有しながら、つながりを深められる場を目指しています。

また今回は、限られた時間をより充実したものにするため、
参加予定の皆さまに現在の生活状況や困りごと、療養の工夫、伝えたい思いなどを自由にご記入いただき、
事前質問や患者家族同士で話し合ってみたいテーマも含めた 「2026みどりの会 参加者投稿集」 を作成する予定です。

投稿集には、

・現在の症状や生活の様子
・療養で困っていること
・工夫していること
・先生方に聞いてみたいこと
・他の患者家族へ尋ねてみたいこと
・希望や思い、近況 など

を書いていただき、参加者や先生方に事前に目を通していただくことで、

「どんな方が参加されるのか」
「どんな悩みや課題があるのか」
「共通する困りごとは何か」

をあらかじめ共有し、当日の短い時間でも、より深い対話や実践的な情報交換につながればと考えています。

患者さんやご家族それぞれの声が、
誰かの安心や新しい気づきにつながるかもしれません。
無理のない範囲で、ぜひご協力いただけましたら幸いです。


【当日の流れ】

◆13時~
2階リラクゼーションルームにて

・先生方のお話
・患者・家族からの質疑応答
・患者家族同士での体験談や生活の工夫についてのディスカッション
・事前投稿集をもとにした意見交換

また、三牧正和先生には、
皆さまから事前にお持ちいただいた動画などをご覧いただきながら、
生活面や症状理解についてのアドバイスもいただく予定です。

血液検査結果などの資料をお持ちいただいても構いません。

なお、これは主治医の先生への相談や治療方針を考えるための参考アドバイスであり、診断を行う場ではありませんので、その点をご理解いただければ幸いです。


【交流会】

その後は、1階「ひまわりつぶカフェ」にて
食事を囲みながらの交流会を予定しています。

ミトコンドリア力アップのメニューを考えています。
気軽に語り合える、あたたかな場にできればと思っています。

アルコールの持ち込みも歓迎です。
ぜひ、ざっくばらんな交流を楽しみましょう。


【お申し込み・お問い合わせ】

2022midorinokai@gmail.com

6月20日を締め切りとさせていただきます。

患者さん、ご家族、そして空へ旅立たれた仲間たちが残してくれた思いも胸に、
それぞれの今を語り合い、支え合える時間となりますように。

皆さまにお会いできることを、心より楽しみにしております。

訂正 2026年7月4日土曜日みどりの会親睦会お知らせ

前述のブログに記載しました2026年7月4日土曜日みどりの会親睦会の申込先を間違えておりました。正しくは

2022midorinokaigmail.com

です。どうぞよろしくお願いします。

 

参加費に尽きまして、お茶・お食事がありますので、お一人2000円(小学生以下無料)とさせてください。合わせてご了承ください。

2026年7月4日土曜日みどりの会親睦会お知らせ

写真:樋口淳雄

ミトコンドリア病の患者さん、ご家族、支援者の皆さまが、
医師の先生方やご家族同士でゆっくり語り合い、交流を深められる親睦会を開催いたします。

日頃の療養の工夫や悩み、希望などを分かち合いながら、
少し肩の力を抜いて過ごせる時間になればと思っています。


【日時】

13時~夜まで(出入り自由)

【会場】

ひまわりヨガ道場

  • 1階:ひまわりつぶカフェ
  • 2階:リラクゼーションルーム

【アクセス】

  • お車でお越しの方
  • 電車でお越しの方
    (詳細はお申し込み時にご案内いたします)

【講師】

  • 田中雅嗣 先生( 順天堂大学大学院 神経学 客員教授 イムス三芳総合病院 臨床検査科 部長)
  • 三牧正和 先生(帝京大学大学医学部小児科 専門分野小児科神経学・臨床遺伝学)

【親睦会の趣旨】

ミトコンドリア病は、一人ひとり症状も生活も異なり、
患者さんやご家族が孤独を抱えやすい病気でもあります。

今回の親睦会では、
先生方からお話を伺うだけでなく、患者家族同士でも率直に語り合い、
「こんな工夫があった」「こんな時どうしている?」といった体験を共有しながら、
つながりを深められる場を目指しています。


【当日の流れ】

◆ 13時~

2階リラクゼーションルームにて

  • 先生方のお話
  • 患者・家族からの質疑応答
  • 患者家族同士での体験談や生活の工夫についてのディスカッション

また、三牧正和先生には、
皆さまから事前にお持ちいただいた動画などをご覧いただきながら、
生活面や症状理解についてのアドバイスもいただく予定です。

血液検査結果などの資料をお持ちいただいても構いません。
なお、これは主治医の先生への相談や治療方針を考えるための参考アドバイスであり、
診断を行う場ではありませんので、その点をご理解いただければ幸いです。


【交流会】

その後は、1階「ひまわりつぶカフェ」にて
食事を囲みながらの交流会を予定しています。

お料理やテーブルセッティングはこちらで準備し、
気軽に語り合える、あたたかな場にできればと思っています。

アルコールの持ち込みも大歓迎です。
ぜひ、ざっくばらんな交流を楽しみましょう。


【お申し込み・お問い合わせ】

2022midorinokai@gmail.com

皆さまにお会いできることを、心より楽しみにしております。

※昨日入れましたメールアドレスは間違えでした。本日5月16日に上記の通り訂正しましたので改めてこちらにお申込みください。

申し訳ありません。