「3人の遺伝的親」療法では ミトコンドリア病は防げない

 

 

 

photo  by  樋口

 

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアの異常が原因で引き起こされる難病で、現在、ミトコンドリア置換法という治療方法が注目を集めています。この方法は、ミトコンドリア病の遺伝子を持つ母親に、健康なドナーのミトコンドリアを提供して交換するものです。しかし、この方法には倫理的な問題があります。

私自身、息子が発病した後にこの治療法が話題になった際には、違和感を感じました。確かにミトコンドリア病を根治する方法があるのは望ましいことですが、次世代の遺伝子改変が、優生学を推進するものになってしまわないかという懸念がありました。また、現在の技術水準では、完全な安全性を保証することができないことも問題です。

最近、ミトコンドリア置換法に関しては、安全性に問題があることが指摘されています。この治療法が不妊治療に利用されることもあるようですが、まだまだ解決しなければいけない問題が山積みされているようです。このような問題を解決するためには、まずは安全性を確保することが必要だと思います。

興味のある方は、以下の長文記事をご覧ください。今後、この治療法が安全に実施できるようになるまでには、大きな壁をいくつも乗り越えなければいけないことは確かなようです。

https://www.technologyreview.jp/

Three-parent baby technique could create babies at risk of severe disease

 

 

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