2021年12月 禊舞踏 告知

 

 

写真:舞踏で遊ぼう 一コマ{ひまわりの家イベント}講師;加藤道行 

1980年代、私は{いのちのつぶ}をテーマに、いろんなシチェーションで踊っていました。

長女が生まれると、住まいの東京港区で{ひまわり}を、立ち上げ、老若男女、ボーダーレスのパフォーマンス集団として、舞台や物作り、自然探索、に明け暮れていました。

2014年次男龍がメラスで倒れて、2017年{みどりの会}を立ち上げました。

 

{いのちのつぶ}{ひまわり}{みどりの会}

自然にスライドして、折り重なっていくことは、ずっと前から用意されている道筋のようでした。

わたしが、こだわっていた{つぶ}について、いろんな人が頭を捻って、「気」?「魂」?「霊」?「素粒子」?・・・いわれるたびにわたしも頭捻っていました。

龍が倒れて、教えてくれました。

{みとこんどりあ}

 

わたしには、信じていることがあります。

ミトコンドリアには、「感じる力」があると思います。
ミトコンドリアは、太古の昔、真核生物であった人類の祖先の体内に入り込み、それ以来、共に手を携えていのちの歴史を刻んできました。そして、ずっと今日まで生きつないでいるのです。
そのミトコンドリアは、人間ひとりひとりの年齢、家庭環境、社会状況などを取り込み、人間の体に網目状につながる神経や筋肉のネットワークを構築し、それぞれの個性を生み出しているのではないでしょうか?
私はミトコンドリアの病で苦しむ龍とともに生活しながら、ミトコンドリアのもつ「感じる力」をあらためて見つめ直しました。

こだわってきた、いのちのつぶ=ミトコンドリアに捧げる踊りをするのが、自分のライフワークです。

 

禊舞踏について

私、伊藤千恵子(ゆふがほきらら)は、2004年に秦野に転居してから、年末の禊舞踏は、欠くことができないものとして、川や山で踊ってきました。

大自然の{つぶ}を感じながら、生活に紛れているハレやケに思いを馳せるのです。

天地がひっくり返ることが起きても、たくさんのヒト、モノに助けられて、今があります。
龍がミトコンドリア病を発症した2014年から、年末の禊舞踏はお休みしてきました。封印したといってもいいかもしれません。
みどりの会の患者会を通じて、様々な境遇の患者家族の皆さんや、龍を取り巻く多くの人と交流するに従って、自分は沢山の勇気を頂きました。
ミトコンドリア病が進行してゆき、、、、、どんなに苦境にたたされようと、いのちの原点に立ってみよう!と 今年は思い切って、禊舞踏をすることにしました。
アートは、病やハンディーを乗り越え、様々なシチュエーションを、ナチュラルにつないでくれる・・・。
25日は、ひまわりヨガ道場のリラグゼーションルームが、異空間になります。
立ち会ってくださる方がいらっしゃったら、とても嬉しいです。
 
45億年前のいのちのつぶ
ーわたしのミトコンドリアー
 
一場
暗い闇から
這うように
生き延び、
押し寄せたり、
渦に取り込まれたり
吹雪にまったり
 
陽に当たりまったりとした姿
 
 
 二場
小さな風穴から見える
体の記憶は
お母さんの記憶と重なり
よろこび、
悲しみ、歌い踊る
生活と重なってゆく
 
 
 三場
やがて
川のような水に落ち
手がもげ、足がちぎれ、
胎内のいのちのつぶとなる
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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