自分は、学生時代から、映像、芝居に調味を持ち、
いきついたところ?体と心の表現、、いのちのつぶ舞踏です。
息子がミトコンドリア病になった時点で、自分がいつも感じていた、
いのちのつぶ、とは、ミトコンドリアのことかもしれないと思いました。
ミトコンドリアを元気にするために何が必要なのかを探っている日々です。
2019年9月29日。17歳で発症した息子、龍の23歳の誕生日。
深海6500くじら号大ぼうけんパフォーマンスのイベントを行いました。その様子をお話しします。
遠方からは、都内からの運んでくださる方に交じって
ミトコンドリア病研究者、介護施設勤務の方、
秦野市内で福祉関係に身を粉にする方たち、
自分も病に悩みながらも、
理解を広める場に立ち会いたいと望む方、
総勢25名で、いのちの源深海探索出航!
我が家での三回目公演は、
加藤機関長、佐藤船長、森の歌姫さとさとみ
腹話術師の中ちゃん、個性豊な面々が、
さまざまないのちが潜む深海に皆様を誘います。
一部の流れは、地上から地底へのいのちの旅
腹話術
①中ちゃんとさとみちゃんと昌平くんの口上
③ようこそくじら号へ
佐藤船長のくじら号読み聞かせ。人間界の太郎がくじら号に乗って大冒険、出会った怖い深海の生物からも生きるエネルギーもらって、戻ってくるというお話
その読み聞かせの間にはJAMSTECの映像。ギターや楽器の効果音。
映像がナイス。(このところ毎週龍と江ノ島水族館に行くので深海ゾーンは、毎回龍と張り付くゾーン。人気のない暗くて陰気な水槽には、うまくすると、ザラビクニンや、ダーリアイソギンチャク、テヅルモヅル、ニチリンヒトデなんかにあえて、龍のうわー!というため息が漏れる瞬間。別水槽では、研究水槽にホネクイハナムシ、、ゴエモンコシオリエビ・・・メジャーなメンダコやダイオウグソクムシもいいけど、実は化学合成生態系水槽に張り付いて何時間でもいられるタイプ。こんなところにもいのちがあるんだーーと感涙なのです)
二部は、研究者たちの話
①佐藤船長によるスローライフのお話、
いろんな生き方があっていい!
お子さんの子育てにも繋がる
佐藤船長ならではのお話。
②加藤千明博士による地球46億年の歴史とミトコンドリアのお話
これは、いろんな側面から知恵の湧くお話だと思います。
加藤機関長は科学者でもあり、研究に余念がありません。今回のお話も立教大学での微生物科学の講義のモデファイしたものということで、深海探査からのミトコンドリア考察を皆さんに聞いていただきたいと思います。しばしお待ちを。
地球46億年とミトコンドリアのお話
未知なるいのちのつぶ、ミトコンドリアの存在に
圧倒されて聞いておりました。
尽きない楽しい時間。
会うたびに元気になっていくね!と加藤博士からも云われる龍も、
ミトコンドリア病が発症してから、生きたい、と意志をもつミトコンドリアが、
彼の肉体をもって、描き、探るものは、まさに、加藤博士のくじら号が、いざなってくれる、海、深海、地球、宇宙、地球46億年の歴史、、、
つまりいのちの本質にあるんだと納得した一日でした。。
23才の誕生日を迎え、貸していただいた潜水服にご満悦。
参加したちいさなこどもたちもいつまでも
ヨガ道場で
走り回ってくれて、、
今回参加してくださった、
中ちゃんは、娘さん、息子さん(レーサーで交通事故死)、お二人の尊い命を天に捧げています。娘さとみさんは生きていたら45歳、奇遇ですが、深海の研究を公表するお仕事を病に侵されながらもやり遂げた方。さとみちゃんと昌平君は、母さんからの声。そしてお母さんは二人の子供の声を聞きながら語っている。子を思いながら、今を生きている。
さとさとみさん
福島から震災時に白血病だった娘さん陽々生(ひびき)ちゃんと避難し、病状を悪化して亡くなった陽々生ちゃんを思いながら(と一緒に)
いろんないのちのために、正面から優しく素直に歌いつなげてくれました。
さとさとみの歌声はどこまでも深く、
母と子の繋がり臍のを、手繰り寄せるかのように、
深いお話に涙、森の雫に、写る光にため息、、、。
ふと、きがつくと、赤ちゃんや子供たちが、周りで、自然に戯れていました。
みえる世界もみえない世界も一緒になって
異空間への旅に、いのちのつぶを運んでくれます。
三部 カフェにて
加藤博士や、さとさとみさんのギター演奏、
90才の母の富士山独唱、
中ちゃんの美声、美空ひばり・・・・
みんなみんな
自然に溶け込んで
みんなのミトコンドリアが元気になりました。
ミトコンドリア病を抱えながら、ひたむきに生きていくため
いったい何が必要であろうかということを
生活の面から考察していきたいと思います。
ー今回の深海のイベントで湧き出る思いについてー
陽の目をみないことの大事さ、を感じております。
希少難病といわれるこの病は、まとまりつかなくて、陽の目を見ないのです。
でも、そのことを悔やむのではなく、今を生き抜くいのちに対して、じーっと楽しんで見つめてあげる勇気を患者家族が持ちつなげることの大切さ。深海にはきっとこの勇気が湧く知恵があるんだ!と確信に近いものを感じています。
違う意見をお持ちの方は是非ご意見ください!
病を持ちながら、介護もありますので、イベント参加はなかなか難しいと思いますが
自分も、やれるまで、元気アップイベントは続けていきたいと思います。
どこかで皆さんが参加できることをこころから望んでいます。
またたくさんの学びをいただきました。ありがとうございました。