ホタル

夏の風物詩
いろいろあります。
我が家の息子のメラス発症は
5年前の7月でした。

本日は
家族で、近くの四十八瀬川のホタルを見に行きました。
次の日が通所、もえ木があるときは
無理をしないで夕方から就寝にかけて静かに過ごす
のが日課になっているのですが
今日は野生の血が呼び覚まされたかのように
ほたる見に行く!と言い出し、
雨がさーーと引いた時を狙って
家族で出かけました。

ホタル見ました!
ひとつから
いくつも広がって灯、見えました。
月の光
星の光
家の灯
道路の街燈
車のランプ
いろんな光を見ていくうちに
いろんな記憶と
いろんな光との区別が
交錯して
興奮気味でしたが
草のむこうに見つけたホタルの灯
龍は的を得ていました。
さすが虫博士。

いろいろが
不思議ちゃんかかっていて
まともな経過はたどっていませんが
普通に高校生活までまじめにやり通し
突然倒れた5年前の夏。
たぶん受験にすごいストレスを感じていたんだと思います。

龍元気なころ

龍は
小さなころから
いのちに対する執着が強く、
保育園時代に
机に隠し持っていたたくさんのフィルムケースには
川でとったカビの類がいっぱい入っていた
ことを今でも思い出します。
粘菌研究、南方熊楠のこと彷彿とさせる段。

カラダが辛くて青い顔していても
虫取りは倒れるまでやっていたこと。
小学校では
自然観察に出かけると
「わからない虫は
なんでも龍に聞け」
先生にいわれるまで
虫に詳しい、虫博士でした。

小学校の低学年で
富山の友人のお誘いで
虻ケ島(あぶがしま)に釣りに出かけ
いろんな魚を釣ってきました。
ミノカサゴに触ってしびれた
手をいつまでも隠していた龍を思い出します。
その一度の経験が釣り部に導きます。
それから
小学校には三廻部(今精神科でお世話になっている病院がある地)
の烏骨鶏の飼育に修行させてもらったこともあります。

生き物になんでも興味を持つために
いつでも我が家には
いろんな生き物飼育場となり、
必然、兄姉弟、訪れる人たちの
飼育興味の共通項が生まれ
いろんな人が集まる場所になっていきました。

生き物への執着は
ミトコンドリアのなす業か

発症当時は
こんな風に落ち着けない母でした。
ひたすら群発する発作でおろおろしていました

今発症して
難しい日々を過ごしていても
好きな生き物に対しては
いつもまっすぐであれることはとても幸せではないかと思っています。

ホタルの灯
毎日一生懸命生きること
感謝。

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