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別井第5回ミトコンドリア病研究公開フォーラム
先ず、伊藤様、活動報告(2021/1/23)、素晴らしかったです。
ご発表のビデオはどこかに掲載されるのでしょうか。質問の中でサルとマウス(ラット)の違いについてについて、私見ですがご説明します。
サルは人に近いから何故、サルを使わないか?との疑問があると思います。実験に使用する動物は、コンベンショナルエリアで飼育されていることが必須とされています。
(熊本大学のHPからhttp://card.medic.kumamoto-u.ac.jp/outline/manage/areas/index.html)
その意味でも使用できるできる動物数には限りがあります。次に、基礎研究は多くの動物を使い、かつ屠殺を余儀なくされる場合がありますので、人に近いサルは倫理的にも多くを実験に使用することは問題があります。
また、人為的に遺伝子操作を行い病態モデル動物を作る場合があります。
更に、資金の問題があります。マウスの飼育代とサルの飼育代は桁が違いますので、どうしてもサルを使わなければいけない場合だけサルを使うことになると思います。
医薬品の開発、実は非臨床試験は動物だけを用いて行うのではなく、Ames試験で細菌を用いて突然変異性を検出する試験は、動物や人に投与する前には必須です。これも改良され、多くの発がん性、変異原性はここで発見することが可能です。このような種々の試験が、医薬品開発では必須です。
上述の動物での試験の後、人への投与が可能になりますが、ざっと書くと以下のようになります。
人の臨床試験は1相(健常人を用いた安全性の試験です。吸収、排出、代謝等も調べます。)、2相(2aと2bに分ける場合があります:用量設定と忍容性を決める試験)、3相試験(大規模な比較臨床試験)で行われることが一般的です。これらが全て上手くいって、初めて、承認申請し、薬として承認されるので、5年から10年の開発期間は当然必要になってきます。
以上、豆知識として(私の誤解等あればご指摘ください)
別井様
談話室ご利用くださりありがとうございます。
このような大変貴重なお話をたくさん盛り込んで書いてくださるのに、
やり取りするほどに皆さんに触れられていないのが、残念です。
別井豆知識。いくつでも項目立てられるのではないでしょうか?
昨日の阿部先生のMA5のお話は少しでも早めの治験ということでした。
3年ほど前でしょうか。MA5に興味を持っていましたが、
2年経ってもまだまだこれからです。
患者に届くようになるのは2年後くらいという理解でよいでしょうか?みどりの会の発表は、動画が揺れていたり音が聞こえなくなったりしてしまい申し訳ありません。
自宅でのZOOM参加で、自分がミュートのしてなかったり、ビデオを解除してなかったり、反省だらけです。
申しわけないです。
動画は明日以降、きれいに編集しなおしてYouTube配信しなおしてもらえます。
しばらくお待ちください。 -
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動物実験におけるサルとマウス(ラット)の違いについて 私見
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